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プロ野球

「やっと力になれたかな」千賀滉大と山本由伸のエース対決は千賀に軍配!7回まで被安打2の快投

THE DIGEST編集部

2020.08.26

7回、二死満塁の場面をフォークで切り抜け、ソフトバンクに3連勝をもたらした千賀。写真:滝川敏之写真:滝川敏之

7回、二死満塁の場面をフォークで切り抜け、ソフトバンクに3連勝をもたらした千賀。写真:滝川敏之写真:滝川敏之

 ソフトバンク4-0オリックス/8月25日/PayPayドーム
 
 ソフトバンク・千賀滉大とオリックス・山本由伸の球界屈指の右腕対決は、安定感で上回った千賀に軍配が上がった。
 
 1回、先頭の大城滉二に右前安打を許した千賀。しかし、続く宗佑磨を併殺に打ち取り、三者凡退で順調な立ち上がりを見せる。
 
 その後は、4回の吉田正尚の安打一本に抑え、6回までゼロ行進。7回、3つの四球で二死満塁とするも、8番ロドリゲスから得意のフォークで三振を奪い、ピンチを脱した。
 
 一方の山本は、3回まで毎回三振を奪い、連続イニング奪三振記録を25まで伸ばす一方、毎回走者を背負う苦しい投球となった。4回の一死満塁のピンチは甲斐拓也に対して併殺打で乗り切るが、5回、一死三塁で柳田悠岐に犠飛を浴び先制を許す。さらに、続くグラシアルに特大の一発を浴び、痛恨の2失点目を喫した。結局6回を2失点にまとめるも、打線の援護に恵まれなかった。
 
 ソフトバンクはその後8回に川瀬晃のタイムリーで2点を加点。モイネロ、嘉弥真新也とつなぎ、無失点リレーを完成させた。
 
 試合後、千賀は「やっと(チームの)力になれたかな」と登板の感想を述べた。唯一のピンチだった7回については「自分で作ったので、とにかくゼロということを頭において投げられた」と振り返った。
 
 山本との投げ合いは「2週間前も投げている」と特別な意識はしていなかった様子。最後は「やらなくちゃいけないという気持ちで、自分に言い訳せずに戦っていきたい」と、エースの自覚を強めていた。
 
 これでチームは、勢いが出てきたオリックスを止めて3連勝。先週、一瞬ロッテに明け渡した首位もがっちりキープした。球界屈指のエース対決を制した常勝軍団は、さらに勢いに乗りそうだ。
 
構成●THE DIGEST編集部

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