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MLB

菊池雄星が5回3失点で今季初勝利! OPSメジャー3位の強力打線に最速157キロ速球で無四球6Kの粘投

SLUGGER編集部

2020.08.28

大量点にも守られて、菊池5先発目にして今季初勝利を手にした。(C)Getty Images

大量点にも守られて、菊池5先発目にして今季初勝利を手にした。(C)Getty Images

 シアトル・マリナーズの菊池雄星が現地時間27日、敵地でのサンディエゴ・パドレスとのダブルヘッダー第2試合に先発すると、5回7安打3失点、無四球6奪三振の粘投で今季5先発目にして初勝利を挙げた。

 難敵からの貴重な勝ち星となった。

 この日の相手パドレスは、前日までに引き得点5.35がメジャー4位、OPS(出塁率+長打率).802が同3位の強力打線を持ち味とするチーム。ダブルヘッダー第1試合では最終7回に3対7と大量リードを許しながらも、2死から何と7得点を挙げて大逆転勝利を収めて勢いに乗っていた。
 
 しかし初回、第1試合の借りを返すようにマリナーズ打線が6得点をプレゼント。菊池も2者連続三振と好スタートを見せた。しかし、3番の5年連続30本塁打のマニー・マチャドに出鼻をくじかれるソロアーチを被弾、2回にも1死から連打で失点を許すなど、決して盤石のピッチングだったわけではない。

 しかし、オフに鍛え上げた最速97.6マイル(157キロ)の4シーム、94.9マイル(152.7キロ)のカッターを軸にゲームメイク。1~4回はすべて先頭打者を抑えるなど傷口を最小限にとどめた。だが5回には先頭打者に二塁打を許し、タイムリーを浴びて3失点目。ここで売り出し中のフェルナンド・タティースJr.、一発を浴びたマチャドを迎えるが、右飛、併殺に打ち取って窮地を脱して5回を81球3失点、無四球6奪三振でマウンドを降りた。

 チームは8対3で勝利し、菊池は今季5先発目でついに初勝利を手にしたのだった。

構成●SLUGGER編集部
 
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