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MLB

ダルビッシュは5回まで2失点8Kの粘投! リーグ単独最多8勝目なるか

THE DIGEST編集部

2020.09.21

序盤はどうなるかと思われたが、3回以降は見事に立ち直ってダルビッシュ本来の姿を見せた。(C)Getty Images

序盤はどうなるかと思われたが、3回以降は見事に立ち直ってダルビッシュ本来の姿を見せた。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスのダルビッシュ有は現地時間20日、本拠地で行われたミネソタ・ツインズ戦に先発。5回を終えて6安打2失点、1四球8奪三振の力投を見せ、0対2の展開で後半戦に向かっている。

 熾烈なサイ・ヤング賞レースを演じるダルビッシュ。この日を含めて残り2先発で結果を残したいところだったが、初回にまさかの大ピンチを迎える。先頭のマックス・ケプラーにヒットを許すと、四球、ヒットで1死も取れずにいきなり失点。4番のミゲル・サノーを空振り三振に仕留めるが、続く打者にもヒットを浴びて1死満塁の窮地に追い込まれる。しかし、6、7番から連続三振を奪って最少失点にとどめたものの、初回から30球を投じる苦しい展開となった。

 続く2回に復活の兆しをつかみたいところだったが、先頭打者にレフトの緩慢な守備もあって三塁打を許し再び失点の危機。続く9番を三振に取り、ここまで4つのアウトをすべて三振に取るなど球威は見せているとはいえ、内野ゴロの間に2点目を失い、防御率も登板前の1.86から2点台へと“悪化”してしまった。
  がしかし、ここでずるずると行くような投手であれば、サイ・ヤング賞のトップ争いをしているはずもない。3~4回は一人のランナーも許さない投球で3つの三振を奪い、5回を終えて75球を投げて2失点8奪三振を記録。計87個はリーグ1位、賞レースのライバルであるトレバー・バウアーと1個差まで迫り、一度は2点台となった防御率も再び1点台へと良化させるなど、確かな上り調子を見せているのだ。

 ダルビッシュは前回登板を7回3失点(自責2)で8勝目の権利を手にしていたが、守護神の炎上で白星が目前で消滅。そしてこの日は、2試合連続で1点しか取れていない打線がチャンスで一本が出ず、まだ援護がない状態だ。タイトル争いでも、サイ・ヤング賞争いのためにも、ダルビッシュの好投とチームメイトの両方がここから重要になってくる。

構成●THE DIGEST編集部
 
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