日本野球機構（NPB）は14日、月間を通して最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手に贈られる「スカパー！サヨナラ賞」の９月度受賞選手を発表。セ・リーグでは巨人の吉川尚輝、パ・リーグでは楽天の茂木栄五郎が選出された。
　
　茂木が受賞したのは、９月11日の日本ハム戦の逆転２ラン。延長10回、一死二塁で玉井大翔から放った当たりは、自身２本目のサヨナラ弾となった。
　
　受賞に際し、会見に臨んだ茂木。「とにかく打ってやろうという気持ちで打席に入ったので、その気持ちがホームランという最高の結果になってくれた」と打席を振り返った。
　
　ダイヤモンドを一周した後、三木肇監督と熱い抱擁を交わしたことについては「いつも冷静な方なので、少し驚いたが、祝福していただいてうれしかった」と指揮官との絆を感じさせた。
  　現在、二軍調整中の茂木。３位からの逆襲を狙うチームを離れているキャプテンは「巻き返そうという時にグラウンドに立てないというのは不甲斐ない。しっかり調整して、一日でも早く一軍に戻れるように」と意気込んでいる。
　
　チームは首位ソフトバンクと８ゲーム、2位ロッテとは６ゲーム差という状況である。ファンは、頼れるキャプテンの早期復帰と、シーズンの劇的な結末を期待していることだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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