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プロ野球

【今週のパ・リーグ】本塁打と打点の二冠を争う浅村と中田。両主砲の打ち合いに要注目!

氏原英明

2020.10.20

浅村(左)と中田(右)が現在、本塁打・打点のトップを熾烈に争っている。写真:徳原隆元、産経新聞社

浅村(左)と中田(右)が現在、本塁打・打点のトップを熾烈に争っている。写真:徳原隆元、産経新聞社

●西武-ロッテ
(20~22日/メットライフドーム)


 ソフトバンクが一歩抜け出した感があるパ・リーグのペナントレース。今節はソフトバンクと首位を争うロッテと楽天は、ともに苦手な相手との対戦がある。ここで苦しむようだと、ソフトバンクの優勝が一気に近づくだろう。2位のロッテは20日から、これまで8勝12敗と分が悪い西武と対戦。2~4日の前回対戦では2勝1敗とようやく勝ち越したが、これまで敵地メットライフでは3勝5敗。やはり気が抜けない。スウィープ勝ちするくらいの気合いで望みたい。

 初戦の先発は石川歩だろう。9月15日と同じく高橋光成との投げ合いになるが、前回は7.1回3失点と力投するも破れてしまった。ただ、相手には嫌な印象を与えているに違いなく、今回こそは。2戦目はチェン・ウェイン、3戦目は小島和哉が先発予定だが、どこまで西武打線を抑え込むことができるか。

 そして、もう一つの注目ポイントが、益田直也(ロッテ)と増田達至(西武)、2人の“ますだ”のセーブ王争いだ。現在は29セーブでトップの益田を、28セーブの増田が追っている形だが、増田はこのうち7セーブをロッテ戦で稼いでおり(益田は4セーブ)、このカードでの勝敗がタイトル争いのカギになる可能性もある。
 
●楽天-オリックス
(20~22日/楽天生命パーク)


 楽天は対オリックス戦で8勝9敗1分と負け越している。中でもホームでは3勝5敗と苦戦が目立ち、挽回を期して強力な先発三本柱で挑む。初戦はエースの則本昂大。9月29日から2連敗と不調だが、前回登板となる13日の対ロッテ戦はようやく7回2失点とまとめ、復調の兆しが見えてきた。2戦目の涌井秀章は安定しており、3戦目の岸孝之も、15日のロッテ戦で13奪三振の今季初完封勝利と調子を上げてきている。

 だが、いかに則本が復調してきているといえども、相手の第1戦先発・山本由伸は容易な相手ではない。9月1日から7先発連続でHQS(7回以上&自責点2以内)をクリアし、2年連続の最優秀防御率獲得に向けて抜群の安定感を発揮している。直接対決ではないとはいえ、涌井はタイトル争いのライバルでもあり、初戦で好投してさらに差を広げておきたい。
 

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