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「1年目から圧倒的」前田健太がツインズ番記者による“球団MVP”に選出!「莫大な見返りをもたらした」

THE DIGEST編集部

2020.10.21

地元記者たちからの称賛が止まらない前田は、各種サイトの“球団MVP”に選ばれた。(C)Getty Images

地元記者たちからの称賛が止まらない前田は、各種サイトの“球団MVP”に選ばれた。(C)Getty Images

 今シーズン、日本人メジャーリーガーの中でも前田健太(ミネソタ・ツインズ)の活躍は非常に印象的だった。ロサンゼルス・ドジャースからトレード加入した新天地1年目で、あわやノーヒッター達成など一躍エースの座に躍り出て、WHIP(1イニング当たりに許した走者数)0.75は60試合の短縮シーズンとはいえ歴代2位にランクインした。

 そんな前田を含めツインズのシーズン総括について、スポーツ専門メディア『ジ・アスレティック』のツインズ番記者であるアーロン・グリーンマン氏が『私が選ぶ2020年ツインズMVP投票』という記事を寄稿。“MVP”には史上初の40歳本塁打王の可能性もあった16本塁打、OPS.992の主砲ネルソン・クルーズを選び、“MVP次点”に前田を選出したのだった。
 
 その理由として、グリーンマン氏は前田の卓越した成績を紹介。被打率.168は投手三冠を達成したシェーン・ビーバー(クリーブランド・インディアンス)の.167に次ぐリーグ2位、被出塁率はリーグトップの.202、被OPSはビーバーに次ぐリーグ2位と、打者を抑え続けていたことを評価。

 さらに勝利(6勝)、防御率(2.70)、ERA+(161/防御率の傑出度)、K%(32.3%)、BB%(4.0%)、K/BB(8.00)もリーグ5位以内に位置し、「もしビーバーがいなければ、サイ・ヤング賞の有力候補にもなっただろう(彼はまた、チームMVPの有力候補でもある)」と称賛している。

 また、前田がツインズに加入した当時の評価を覆した点も“加点対象”だったという。昨オフのツインズはFA市場でエース級の先発投手の獲得を目指していた中、「球団がFA市場で大金を投じて獲得していたかもしれないどの投手よりも、前田は素晴らしく、安価で済んでその穴を埋めてくれた」とし、「オフの時は豪腕有望株のブラスター・グラテロルを放出するというリスキーなトレードと評価されていたが、前田は加入1年目から圧倒的で、すぐに莫大な見返りをもたらしてくれた」とまとめた。

 加入時から前田の姿を一番近くで見てきた番記者だからこそ、その信頼や評価の急騰ぶりがダイレクトに伝わる言葉の数々。データとチームにおける立ち位置が非常によく分かるだろう。その前田を抑えてクルーズが1位だった理由は、年齢離れした活躍に加えて、クルーズ不在の打線が低調だったことが“違い”を作っていたことだという。

 もっとも、グリーンマン氏が述べたように、あくまで彼の中では次点だっただけで、『ツインズ・デイリー』の記者23人が選ぶMVPにはクルーズを僅差で抑えて受賞。『ツインクル・タウン』の識者18人からは14人がMVPに選出している。改めて、今シーズンの前田が素晴らしい投球を見せていたことが、証明された形となった。

構成●THE DIGEST編集部
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