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プロ野球

【2020ドラフト候補ランキング最終版:21~30位】社会人屈指の強打者に加えて故障からの復活を目指す逸材も登場

西尾典文

2020.10.22

来田(左)、今川(右)はいずれも強打が魅力。場合によっては1位で指名するチームが出てくるかもしれない。写真:徳原隆元、産経新聞社

来田(左)、今川(右)はいずれも強打が魅力。場合によっては1位で指名するチームが出てくるかもしれない。写真:徳原隆元、産経新聞社

 10月12日に高校生・大学生のプロ志望届が締め切られたが、大学進学が有力視されていた高橋宏斗(中京大中京高)に続いて、トミー・ジョン手術を受けた山崎伊織(東海大)もプロ入りを表明。また、大学生は秋季リーグ、社会人は都市対抗予選で最後のアピールを繰り広げている。それらの動きも反映しながら、2020年ドラフト候補ランキングの最終版をまとめた。

【表】ドラフト候補ランキング1~50位一覧

 毎年のことではあるが、1位抽選を外した球団やウェーバー順によって指名順位は大きく変動する。”生き物”でもあるドラフト会議を楽しむ上で、ぜひこのランキングを参考にしてもらいたい。

▼21位:来田涼斗[外野手・明石商](前回順位:20位)
(きた・りょうと/右投左打)
 高校ナンバーワンの呼び声高い強打の外野手。入学直後から1番を任されていたが、年々体も大きくなり、着実にパワーアップしてきた印象を受ける。甲子園の交流試合では少し打撃に迷いが見られ、守備と走塁についてもプロに入ってどうかという懸念点はあるものの、大舞台で強い選手だけにプロ向きの素材と言えるだろう。
タイプ診断:#三拍子 #アスリート

▼22位:藤井聖[投手・ENEOS](前回順位:21位)
(ふじい・まさる/左投左打/富士市立高→東洋大)
 社会人のサウスポーでは最も注目を集める投手。大学時代は登板機会が少なかったが、ENEOSでは1年目から主戦として活躍を見せた。コンスタントに140キロ台後半をマークするストレートは勢い十分。リリーフであれば即戦力として期待できるだろう。
タイプ診断:#本格派 #即戦力
 
▼23位:今川優馬[外野手・JFE東日本](前回順位:26位)
(いまがわ・ゆうま/右投右打/東海大四高→東海大北海道)
 社会人野手では最も注目を集める右の強打者。昨年の都市対抗ではルーキーながら大活躍を見せてチームの優勝にも大きく貢献し若獅子賞にも輝いた。少し癖のあるスイングだが広角に長打を放ち、その明るいキャラクターもチームに好影響を与えるだろう。
タイプ診断:#スラッガー #地方大学出身

▼24位:宇田川優希[投手・仙台大](前回順位:19位)
(うだがわ・ゆうき/右投右打/八潮南)
 スケールの大きさでは大学球界屈指の本格派右腕。150キロ前後のストレートと、打者の手元で鋭く変化するスライダーで三振の山を築く。少しアウトステップ気味のフォームと調子の波が大きいのは気がかりだが、好調時の投球はアマチュア球界でも屈指の迫力だ。最後の秋には有終の美を飾る投球を期待したい。
タイプ診断:#剛腕 #未完の大器

▼25位:元謙太[外野手・中京高](前回順位:ランク外)
(げん・けんだい/右投右打)
 昨年夏の甲子園で満塁ホームランを放って注目を集め、最終学年にも順調にスケールアップを果たした。巧みなリストワークでヘッドの走りがよく、スムーズに引っ張ることのできるバッティングが持ち味。ピッチャー、ショート、外野と複数のポジションをこなすセンスの高さも光る。貴重な右の長距離砲候補として注目だ。
タイプ診断:#長距離砲 #大舞台に強い
 

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