10日に神宮球場で行われたヤクルトのシーズン最終戦。すでに最下位が確定しているにも関わらず、多くのファンが詰めかけた。なぜならこの日は、ヤクルトの黄金ルーキー奥川恭伸の、プロ初登板・初先発が予定されていたからだ。
昨年夏の甲子園ではエースとして星陵高を準優勝まで導き、同年のドラフトで3球団競合の末に入団した“元甲子園のスター”のピッチングには注目が集まっていたが……。
記念すべきプロ初対決の相手は、いきなり鈴木誠也。やはり緊張があるのか、奥川は初球、2球目と続けて外角に外れるボールとなった。そして、カウント3-1からの5球目を見事に捉えられて二塁打を打たれる。続く打者を抑えてプロ初アウトを取ったのもつかの間、3番にも三塁内野安打を浴びて1死二、三塁のピンチ。
4番・松山竜平は0-2と追い込みながらも、この回に多投したストレートを上手く捉えられて2失点。5番にも二塁打を浴びたものの、堂林翔太からプロ初三振、続く打者も三振に仕留めてどうにか最初のイニングを終えた。
2回のマウンドにも上がった奥川は、またも鈴木にヒットを打たれるものの、この回を無失点に抑えるが、続く3回は先頭打者のヒット後、松山に2ランを喫してしまった。さらに二者連続で安打を浴びたところで降板。2人のランナーは代わった星が返してしまい、プロ初登板は2と0/3回で57球を投げ、9安打5失点、2奪三振のほろ苦デビューとなった。
この日は57球を投じてストレート32球(56.1%)、フォーク11球(19.3%)、スライダー10球(17.5%)、ツーシーム4球(7.0%)。被安打はそれぞれ5本、2本、1本、1本で、奪った三振はいずれもフォークだった。
ストレートはこの日最速148キロとまだ本調子とは言えない球速で、デビュー戦はプロの洗礼を浴びる結果になってしまった。一軍初登板で得た収穫と課題を糧に、来季は開幕から活躍を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】キュートな笑顔満載!東京ヤクルトスワローズ・ダンスチーム「Passion」を特集!
昨年夏の甲子園ではエースとして星陵高を準優勝まで導き、同年のドラフトで3球団競合の末に入団した“元甲子園のスター”のピッチングには注目が集まっていたが……。
記念すべきプロ初対決の相手は、いきなり鈴木誠也。やはり緊張があるのか、奥川は初球、2球目と続けて外角に外れるボールとなった。そして、カウント3-1からの5球目を見事に捉えられて二塁打を打たれる。続く打者を抑えてプロ初アウトを取ったのもつかの間、3番にも三塁内野安打を浴びて1死二、三塁のピンチ。
4番・松山竜平は0-2と追い込みながらも、この回に多投したストレートを上手く捉えられて2失点。5番にも二塁打を浴びたものの、堂林翔太からプロ初三振、続く打者も三振に仕留めてどうにか最初のイニングを終えた。
2回のマウンドにも上がった奥川は、またも鈴木にヒットを打たれるものの、この回を無失点に抑えるが、続く3回は先頭打者のヒット後、松山に2ランを喫してしまった。さらに二者連続で安打を浴びたところで降板。2人のランナーは代わった星が返してしまい、プロ初登板は2と0/3回で57球を投げ、9安打5失点、2奪三振のほろ苦デビューとなった。
この日は57球を投じてストレート32球(56.1%)、フォーク11球(19.3%)、スライダー10球(17.5%)、ツーシーム4球(7.0%)。被安打はそれぞれ5本、2本、1本、1本で、奪った三振はいずれもフォークだった。
ストレートはこの日最速148キロとまだ本調子とは言えない球速で、デビュー戦はプロの洗礼を浴びる結果になってしまった。一軍初登板で得た収穫と課題を糧に、来季は開幕から活躍を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】キュートな笑顔満載!東京ヤクルトスワローズ・ダンスチーム「Passion」を特集!