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プロ野球

セ・リーグの各タイトルが決定!DeNA同士の首位打者争いは佐野に軍配!投手タイトルは菅野と大野でほぼ分け合う

SLUGGER編集部

2020.11.14

24歳の岡本(右)、20歳の村上(左)ら若き主砲たちがタイトルを争った。写真:山崎賢人、金子拓弥(THE DIGEST写真部)

24歳の岡本(右)、20歳の村上(左)ら若き主砲たちがタイトルを争った。写真:山崎賢人、金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 セ・リーグは14日、今季のレギュラーシーズン全日程が終了。リーグ優勝はすでに巨人で確定していたが、一部のタイトルは混戦模様となっていた。果たして、各スタッツでトップに立ったのは誰だろうか?※丸数字は獲得回数

<打撃部門>
【首位打者】
・佐野恵太(DeNA)①/打率.328

 メジャーへ移籍した筒香嘉智に代わり、DeNAの4番・主将に抜擢された佐野が、その期待に応えてレギュラー実質1年目で首位打者に。ドラフト9位で指名された選手では異例のタイトル獲得となった。10月25日に左肩関節脱臼で登録を抹消されるトラブルがあり、チームメイトの梶谷隆幸も9月以降に打率.365と猛追してきたため、最終戦で梶谷が4打数3安打を打てば逆転される可能性があったが、結果は2打数0安打で、佐野が無事タイトルを守り切った。

【最多本塁打】
・岡本和真(巨人)①/31本塁打

 例年より20試合以上も少ない中で30本の大台に乗せた岡本が、2位の大山悠輔(阪神)、村上宗隆(ヤクルト)に3本差をつけてタイトルを獲得。終盤は激しいタイトル争いが展開されたが、それでも岡本は開幕直後からずっとトップをキープし続けており、貫禄の初戴冠だ。3年連続30本塁打は、巨人の生え抜きでは王貞治、松井秀喜、原辰徳に次ぐ4人目の快挙だった。

【最多打点】
・岡本和真(巨人)①/97打点

 惜しくも100打点の大台には届かなかったが、2位の村上宗隆(ヤクルト)に11打点差で、岡本が本塁打王との二冠を達成。24歳以下での二冠王は1998年の松井秀喜(当時巨人)以来22年ぶり。24歳以下の巨人の右打者で二冠を獲得するのは、58年の長嶋茂雄以来62年ぶりと、チームの大先輩で球界のレジェンドに肩を並べる快挙だった。
 
【最多安打】
・大島洋平(中日)②/146安打

 7月から10月まで、月間30安打を達成し続ける安定した活躍ぶりを見せた大島が2年連続でタイトル獲得。2位の梶谷隆幸(DeNA)が10月に月間42安打を放つなど、激しいタイトル争いが展開されたが、大島もこの月は10試合連続安打を含む打率.350と安定感は変わらず、最終的に梶谷を6本差でかわした。

【最高出塁率】
・村上宗隆(ヤクルト)①/出塁率.427

 昨年は.332だった出塁率を1割近くも上昇させた村上が高卒3年目、20歳で初のタイトル。94年のイチロー(当時オリックス/21歳)の史上最年少記録を塗り替えた。昨年はセ・リーグ史上ワーストの184個を喫した三振も115個まで減らし、打率も.231→.307まで大幅アップ。OPSもリーグでただ一人1000ポイントを超えており(1.017)、確実性とパワーを兼ね備えた真の強打者へと成長した。

【最多盗塁】
・近本光司(阪神)②/31盗塁

 近本が2年連続での戴冠。ルーキーイヤーから2年連続盗塁王は、46~49年の河西俊雄(当時グレートリンク)と、球団の先輩でもある赤星憲広(01~05年)に次ぐ史上3人目の快挙だった。2位は増田の23盗塁だったが、これは73試合にしか出場していない控えの選手としては異例の多さだった。
 

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