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プロ野球

【日本シリーズ第3戦|採点&寸評:巨人】先発のサンチェスが最高得点。またも沈黙した坂本と岡本、そして原監督の評価は…

氏原英明

2020.11.25

先発のサンチェスはカットボールやスプリットを有効に使って好投。3回に浴びた一発が返す返すも悔やまれる。写真:田口有史

先発のサンチェスはカットボールやスプリットを有効に使って好投。3回に浴びた一発が返す返すも悔やまれる。写真:田口有史

[日本シリーズ第3戦]ソフトバンク4-0巨人/11月24日/PayPayドーム

【巨人・総評】 5.0
相手先発・ムーアに7回までノーヒットに抑えられ、9回2死から丸佳浩のセンター前ヒットを打つのがやっと。先発のサンチェスは3回に2失点しながらも粘り強く投げたが、交代機も遅れて後手を踏んだ。完敗と言っていい。

<先発野手>
1 二 吉川尚輝 5.0(8回交代)
6回の好プレーは見事だったが、3回の先制を許した場面では、打球の処理までは良かったが、余計な送球エラーを犯して傷口を広げた。

2 右 松原聖弥 5.0(8回交代)
初回無死二塁で送りバントを失敗したのは痛かった。6回にはいい当たりを放ったがセンターライナーに終わり、8回に代打を送られた。

3 遊 坂本勇人 5.0
ムーアに対し、第2打席でカウント3-0から強烈な当たりを放ったが、フェンス前で失速。第1打席はチェンジアップ、第3打席はカーブで三振に仕留められた。

4 三 岡本和真 5.0
打席での立ち遅れがなかなか改善できていない模様だ。9回に右翼ポール際へ放ったホームラン性の大ファウルがきっかけになればいいが……。
 
5 中 丸佳浩 5.5
6回には0-2から粘って四球を選び、9回は2アウトからノーヒットノーランを阻止するヒットを放った。復調の兆しとなるか。

6 指 ウィーラー 5.5
8番から打順が上がり、第1打席では四球で出塁。5回には安打性の当たりを放つも、三塁の松田宣浩の好守に阻まれ、結局3打数0安打に終わった。

7 左 亀井善行 5.0(8回交代)
相手先発が左投手でも先発で起用されたが、2回の併殺打を含めて2打数0安打。結果も打席内容も良くなかった。

8 一 中島宏之 5.0(8回交代)
第1戦から3試合連続して死球で出塁。ただ、2打数0安打で第1、2戦と比べて打席内容も良くなかった。

9 捕 大城卓三 5.0(8回交代)
相手守備のエラーでの出塁はあったものの、持ち前の力強いスウィングは発揮できず。リード面にも苦心し、8回に代打を送られた。
 

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