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プロ野球

【2020主力選手通信簿|阪神】打のMVPは飛躍を遂げた大山で決まり。ボーア、サンズら注目された助っ人勢は…

SLUGGER編集部

2020.12.24

4年目の大山はリーグ3位の28本塁打を放つなど、主砲として見事に一本立ちした。写真:山崎賢人

4年目の大山はリーグ3位の28本塁打を放つなど、主砲として見事に一本立ちした。写真:山崎賢人

 全12球団の主力選手の2020年シーズンを5段階の通信簿形式で振り返っていく。評価は各選手のこれまでの実績や期待値も踏まえて査定した。
※評価:よくできました(A)、まずまずです(B)、可もなく不可もなく(C)、がんばりましょう(D)、ガッカリです(E)

【投手】
★投のチームMVP★
●西勇輝
[試合]21[勝敗]11-5 [防御率]2.26
[投球回]147.2 [奪三振]115
評価:よくできました(A)
開幕戦は菅野智之(巨人)から本塁打を放ちながらも敗れたが、移籍2年目も安定感抜群の投球は健在。9月には2試合連続完封勝利を達成、防御率2.26は実質自己ベストだった。

●青柳晃洋
[試合]21 [勝敗]7-9 [防御率]3.28
[投球回]120.2 [奪三振]88
評価:まずまずです(B)
9月に不振に陥ったものの持ち直し、2年続けて規定投球回クリア。9イニング平均の被本塁打数0.30は100イニング以上投げた中ではリーグで最も少ない数字だった。

●秋山拓巳
[試合]18 [勝敗]11-3 [防御率]2.89
[投球回]112.0 [奪三振]46
評価:まずまずです(B)
3年ぶりの2ケタ勝利。11勝のうち10勝はBクラス球団相手に挙げたものだが、10月25日の巨人戦では、カード901日ぶりの完投勝ちを収めた。与四球率0.96と持ち前の制球力も健在。

●藤浪晋太郎
[試合]24 [勝敗]1-6  [ホールド] 7
[防御率]4.01[投球回]76.1 [奪三振]85
評価:可もなく不可もなく(C)
新型コロナ感染で出遅れ、復帰当初も相変わらずの制球難に苦しんだが、9月下旬以降はリリーフで好投。ラスト3先発は先発に戻っていずれも無失点と来季につなげる投球を見せた。

●高橋遥人
[試合]12 [勝敗]5-4 [防御率]2.49
[投球回]76.0 [奪三振]75
評価:まずまずです(B)
左肩のコンディション不良で出遅れ。10月5日の巨人戦で自己最多14三振を奪ってプロ初完投勝利を挙げるなど戦列復帰後は好投したが、飛躍が期待されていただけにやや消化不良感も。
 
●ガルシア
[試合]14 [勝敗]2-6 [防御率]4.42
[投球回]75.1 [奪三振]51
評価:ガッカリです(E)
14先発でQSはわずか6試合、与四球率4.30と昨季に続いて不安定な投球に終始。9月20日以降は1試合登板のみと首脳陣からも見切られる形となり、シーズン終了を前に帰国した。

●岩崎優
[試合]41 [勝敗]5-2 [ホールド] 17
[防御率]1.82 [投球回]39.2 [奪三振]37
評価:よくできました(A)
開幕当初はやや不安定だったが、7月以降は通常営業。9・10月は新型コロナ感染による戦線離脱を挟みながらも17登板すべて無失点と抜群の安定感でブルペンを支えた。

●岩貞祐太
[試合]38 [勝敗]7-3 [防御率]3.30
[投球回]71.0 [奪三振]63
評価:まずまずです(B)
シーズン序盤は先発で投げていたが、8月中旬からブルペンへ回ると5勝8ホールド、防御率3.00と勝ちパターン継投に加わって好投した。来季からは投手キャプテンに就任する。

●ガンケル
[試合]28 [勝敗]2-4 [ホールド] 11
[防御率]3.18[投球回]56.2[奪三振]39
評価:まずまずです(B)
先発と救援を行き来しながらまずまずの成績。力感には欠けるものの、ツーシームを軸に特にリリーフでは22登板で防御率2.10、25.2投球回で被本塁打ゼロと好投した。

●スアレス
[試合]51 [勝敗]3-1 [セーブ] 25
[防御率]2.24 [投球回]52.1 [奪三振]50
評価:よくできました(A)
平均155キロを超えるストレートと高速ツーシームを軸に相手打者をねじ伏せ、移籍1年目でセーブ王のタイトルを獲得。52.1投球回で打たれた本塁打は2本のみだった。

●馬場皐輔
[試合]32 [勝敗]2-1 [防御率]2.08
[投球回]30.1 [奪三振]27
評価:まずまずです(B)
2018年のドラ1右腕がプロ3年目でやっと一軍定着。制球は乱れがちだったものの、切れ味鋭いフォークを武器に防御率2.08と結果を残した。来季はローテーション入りを狙う。

●能見篤史
[試合]34 [勝敗]1-0 [防御率]4.74
[投球回]24.2 [奪三振]19
評価:がんばりましょう(D)
34試合に登板したが、防御率4.74は2009年以降では自己ワースト。シーズン終了前に戦力外通告を受け、最終戦では球団史上最年長(41歳5か月)でのセーブを記録した。

●エドワーズ
[試合]23 [勝敗]0-1 [ホールド]12
[防御率]2.38[投球回]22.2 [奪三振]17
評価:まずまずです(B)
開幕直後から右肩のコンディション不良で長期離脱。それでも復帰後はセットアップとして好投した。空振りを奪えるストレートとともに、与四球率1.19の制球力も密かな武器に。
 

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