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プロ野球

西武・スパンジェンバーグは「1億4500万円+出来高4150万円」で再契約と現地報道。“三振王”は飛躍を誓う

THE DIGEST編集部

2021.01.15

昨季三振と三塁打の“二冠”に輝いたスパンジェンバーグ。現地報道では昇給して飛躍の2年目を目指す。写真:田中研治

昨季三振と三塁打の“二冠”に輝いたスパンジェンバーグ。現地報道では昇給して飛躍の2年目を目指す。写真:田中研治

 西武は13日、コーリー・スパンジェンバーグと再契約を結んだことを発表した。

 来日1年目の昨季はレフトを中心に三塁&ライトをこなして111試合に出場した助っ人は、打率.268、15本塁打、OPS.807、12盗塁をマーク。ただ、150三振は2位の浅村栄斗(楽天/111個)を大きく引き離して最多、三振と四球の比率BB/K0.21も300打席以上の両リーグ73人中でワーストとあって、アプローチ面では脆さも垣間見せた。

 とはいえ、昨季低調だった“山賊打線”にあって、リーグ3位の26二塁打、同最多8三塁打と攻撃にスピードをもたらしたことが今回の再契約につながった。年俸は昨季が8000万円となっていたが、移籍情報を取り扱う大手メディア『MLBトレード・ルーマーズ』によると、「140万ドル(約1億4500万円)+出来高40万ドル(4150万円)」とのこと。
 
 同サイトが“スパンジー”の西武再契約を報じたのは、元々彼が有望株だったことも大きい。ゲリット・コール(現ニューヨーク・ヤンキース)や昨季サイ・ヤング賞投手に輝いたトレバー・バウアー、球界屈指の遊撃手フランシスコ・リンドーア(現ニューヨーク・メッツ)らを輩出した“豊作年”の2011年ドラフト。スパンジェンバーグは全体10位で指名をされた。もっとも、メジャーでは「レギュラー選手として定着することはできなかった」(『MLBトレード・ルーマーズ』)ものの、日本1年目は随所にその資質を垣間見せた。

 スパンジェンバーグは再契約を受け、「この度は再び、埼玉西武ライオンズでプレーする機会を与えていただき大変感謝しております。チームメートや監督・コーチに会えることを大変楽しみにしています。素晴らしいライオンズファンの皆さまの声援を受け、去年よりもいい年にしていきたいです。そしてチームがCS、日本シリーズに出られることを願っています」と飛躍を誓う。

 昨季の西武は秋山翔吾の抜けた「1番」の穴をなかなか埋めることができなかったが、再契約した俊足の便利屋が今季こそしっかり役割を果たすのか、注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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