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プロ野球

巨人・田口麗斗とヤクルト・廣岡大志が開幕直前の電撃トレード!両球団のトレードは実に44年ぶり

SLUGGER編集部

2021.03.01

元有望株の廣岡(左)は言わずもがな、田口(右)も素質はあるが殻を破り切れない印象が強い。環境が変わったことがプラスに働くか。写真:徳原隆元、山崎賢人

元有望株の廣岡(左)は言わずもがな、田口(右)も素質はあるが殻を破り切れない印象が強い。環境が変わったことがプラスに働くか。写真:徳原隆元、山崎賢人

 セ・リーグの在京球団同士で、衝撃のトレードが成立した。巨人の左腕投手、田口麗斗と、ヤクルトの内野手、廣岡大志の“入れ替え”が、開幕1ヵ月を切ったこの時期に行われたのだ。

 田口は2016~17年に先発投手として2年連続2ケタ勝利を挙げ、19年にはセ・リーグタイ記録となる10試合連続登板を果たすなど、近年はリリーフとしてもフル回転。すでに実績は十分で、投手陣の層が薄いヤクルトにとってはこの上ない補強となる。

 一方、廣岡は高卒ルーキーだった16年に初打席初本塁打を放ち、19年には91試合で10本塁打とパンチ力を発揮。球界有数のプロスペクトと評価されていた時期もあったが、ここ数年はなかなか率が上がらずやや足踏みが続いていた。それでも内野全ポジションに加えて外野も守れるユーティリティ性は魅力で、巨人での本格開花が期待される。ちなみに、智弁学園高出身であり、巨人の4番・岡本和真の1年後輩でもある。
 
 なお、巨人とヤクルトの間でトレードが行われるのは、1977年開幕前の浅野啓司(投手/ヤクルト→巨人)と倉田誠(投手/巨人→ヤクルト)以来、実に44年ぶりのこと。前年まで低迷していた浅野は巨人に移ったこの年、9勝を挙げてカムバック賞を受賞。倉田も翌78年にリリーフエースとして43試合に登板し、球団初のリーグ優勝&日本一に貢献するなど、双方ウィン・ウィンのトレードとなったが、田口と廣岡も新天地で活躍することができるだろうか。

構成●SLUGGER編集部

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