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「最高スラッガーとしての片鱗!」二刀流の復活を予感させる大谷翔平に韓国メディアも驚嘆!「批判も相次いだが…」

THE DIGEST編集部

2021.03.05

投手と打者の二刀流の復活に期待が懸かる大谷。韓国メディアでも日増しに注目度が高まっている。 (C) Getty Images

投手と打者の二刀流の復活に期待が懸かる大谷。韓国メディアでも日増しに注目度が高まっている。 (C) Getty Images

 二刀流の完全復活へ――。ロサンゼルス・エンジェルスに所属する大谷翔平への期待が高まっている。

 現地時間3月3日に行なわれたレンジャーズとのオープン戦に、「2番・指名打者」で先発したエンジェルスの大谷は、5回に迎えた第3打席で待望の“第1号”を放った。

 周囲も驚く特大の一発だ。2-1とチームがリードしていた5回無死二塁で、相手右腕ハンス・クラウスに相対した大谷は、高めにきた直球をジャストミート。高々と舞い上がったボールはバックスクリーンも悠々と超えていった。

 昨シーズンは右前腕を負傷した影響もあって、打率.190、7本塁打と精彩を欠いた大谷。それだけに2安打を放った1日のホワイトソックス戦に続く、実戦2試合目で飛び出したホームランは、新シーズンでの復活を予感させるものとなった。

 28日に行なわれた投球練習では100マイル(約160キロ)をマーク。二刀流の完全復活へ機運が高まる26歳のスラッガーには、韓国メディアも驚きを隠さない。

 日刊紙『中央日報』は、「およそ172キロ(打球速度)で舞い上がった打球は、オオタニがアメリカで打ったホームランの中でも最も遠くに飛んだものだ」とレンジャーズ戦での特大弾を絶賛。さらに二刀流の可能性について、次のように報じた。

【動画】圧倒的パワーに現地も驚嘆!? 大谷翔平のオープン戦第1号ホームランはこちら
「18年の10月にトミー・ジョン手術を受けた大谷は、翌年は打者に専念。投手としての復活が期待された20年は、わずか2試合の登板で7失点と振るわず。打者としてもホームラン7本と散々な結果に終わっていた。だが、今年の春は変わった姿を披露している。打者として最高のスラッガーとしての片鱗を見せ、ライブピッチングでも100マイルを投げ込んでいるのだ」

 さらに韓国のニュースサイト『MT』は、「大谷の二刀流が派手に復活!?」と銘打ち、この春季キャンプにおける仕上がり具合をレポートした。

「28日のブルペンで常時90マイル後半から100マイルの速球を投じ、『投手・大谷』の復活を予感させ、バッティングでも特大のアーチで強烈なインパクトを残した。オオタニの二刀流、その復活は近い」

「一時は、『どちらかに専念せよ』という批判も相次いだが、彼は諦めなかった。周囲の喧騒をよそに着実に身体を作り上げ、怪我も完全に克服した。健康であれば、間違いなく実力を発揮できるオオタニは、エンジェルスも望む二刀流の復活へと前進している」

 大谷の実力に疑いの余地はない。まずは怪我なく春季キャンプを終えられることを願うばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部
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