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プロ野球

2021年開幕投手は藤浪はじめ“7人”が初の大役!注目カードは西武対オリックスの「リベンジマッチ」か

THE DIGEST編集部

2021.03.26

今年の開幕投手は全体的にフレッシュな面々。注目カードはどれだ?写真:田口有史、山手琢也、塚本凛平

今年の開幕投手は全体的にフレッシュな面々。注目カードはどれだ?写真:田口有史、山手琢也、塚本凛平

 本日3月26日、ついに2021年シーズンのプロ野球が開幕を迎える。最後は1位から最下位まで順位がつくが、いま、この日だけはすべての球団が完全なる横一線。だからこそ、開幕戦は特別だ。143試合のたった1試合。しかし、この日の1勝は、喜びと悲しみがファンにとっては非常に大きなものとなる。

 そんな大事な"緒戦"を任される「開幕投手」。2021年の12球団の大役は以下のメンバーとなった。

※左がホームチーム
【セ・リーグ】
●巨人:菅野智之(4年連続7回目)/DeNA:浜口遥大(初)

●ヤクルト:小川泰弘(2年ぶり5回目)/阪神:藤浪晋太郎(初)

●広島:大瀬良大地(3年連続3回目)/中日:福谷浩司(初)

【パ・リーグ】
●ソフトバンク:石川柊太(初)/ロッテ:二木康太(初)

●西武:高橋光成(初)/オリックス:山本由伸(初)

●楽天:涌井秀章(3年ぶり10回目)/日本ハム:上沢直之(2年連続2回目)
 
 12球団のうち、実に半分以上の7人が初の栄誉を得た。パ・リーグではソフトバンク対ロッテ、西武対オリックスのカードで登場する4名はいずれも開幕投手を初めて務める。昨年のパ・リーグ1位2位対決も非常に注目だが、顔合わせとしては高橋光成と山本由伸のメットライフドームでの“再戦”が興味深い。

 昨年9月8日、両者が顔を合わせた試合で山本は7回2失点9奪三振とさすがの投球を見せたが、この日の主役は高橋だった。何と9回先頭までノーヒットノーランの快投を披露。106球目をヒットにされて快挙はならなかったものの、前回登板となった9月1日のロッテ戦も7回1死までノーヒッターを演じており、2試合続けての好投を見せた。果たして山本はこの時のリベンジを果たすのか、それとも高橋が再び快刀乱麻の投球を見せるのか。

 楽天の開幕投手・涌井は通算10度目の開幕投手。これは西武時代の大先輩・東尾修に並ぶ歴代5位タイの偉業であり、また西武で5回、ロッテで4回、そして楽天では初と、3球団での大役という点もすごい。

  セ・リーグもフレッシュなメンツが揃い、半分が初の開幕投手に。面白いのが、ホーム3球団はいずれも複数回もこなしている“ベテラン”で、それに向かうのが“初物”勢という構図だ。

 中日は昨年の沢村賞投手である大野雄大を、今後の日程や状態を踏まえて“あえて”大役から外しているが、その中でも昨季1勝の藤浪への期待は大きい。序盤戦は先発で結果を残せなかったが、中継ぎに回ってからは球団最速の162キロを計時するなど資質を発揮し、最終盤は再び先発で好投した。“大谷世代”として、今季の活躍には誰もが期待するところだ。

構成●THE DIGEST編集部
 
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