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プロ野球

【パ・リーグ第2節展望】シーズン初勝利を目指すロッテに立ちはだかる楽天・岸。王者ソフトバンクは開幕6連勝なるか?

氏原英明

2021.03.30

故障に苦しんだ昨季からの復活を目指す今宮は打撃好調。開幕カードでも存在感を見せた。写真:山崎賢人

故障に苦しんだ昨季からの復活を目指す今宮は打撃好調。開幕カードでも存在感を見せた。写真:山崎賢人

 開幕シリーズは昨季覇者のソフトバンクが3連勝の好スタートを切った。王者の底力に他球団は驚かされたかもしれないが、まだシーズンは始まったばかり。今日から始まる第2節は、前節で負け越したオリックス、日本ハム、ロッテいずれもがホームで戦う。つまり、本拠地に戻って仕切り直しの3連戦となるわけである。どう巻き返すか注目したい。

●ロッテー楽天(ZOZOマリン)
 最も注目したいのはこのカード。昨シーズン2位に入った戦力をほぼ維持しているだけに、今季の優勝が期待される中で、開幕シリーズはまさかの3連敗。とはいえ、試合内容が悪いわけではない。打線はあまり活発ではないが、効率の良い攻撃を展開して、昨年の王者ソフトバンクと熱戦を演じた。これには自信を持っていいだろう。
 
 ただ、怖いのは初戦の相手先発がロッテを得意とする岸孝之であることだ。岸は西武時代の2014年にロッテ戦でノーヒッターを達成。マリン特有の強風を生かすことができるピッチャーで、昨季も2勝0敗とロッテをカモにしていた(トータルでも3勝0敗)。この岸をどう打ち崩すかがシリーズの行方を左右するとみられ、打線の奮起が期待される。

 一方の楽天は、打線が活発だ。前節3試合で計17得点。ラインアップは左打者偏重だが、勝利した2試合は序盤からリードする展開に持っていけた。ロッテの初戦先発は左の小島和哉で、どういう打線を組むのかも注目したい。ロッテの中継ぎにはサウスポーが少なく、小島を打ち崩せば幾分か楽に戦えるはずだ。
 

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