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MLB

【節丸裕一のMLB開幕直前予想】世界一候補・パドレスのワクワクする陣容に注目。エンジェルス浮上のカギはやはり大谷!

節丸裕一

2021.04.01

オープン戦終盤には「1番・投手」や「2番・投手」でも出場した大谷。二刀流の真の実力をメジャーでも見せつけられるか。(C)Getty Images

オープン戦終盤には「1番・投手」や「2番・投手」でも出場した大谷。二刀流の真の実力をメジャーでも見せつけられるか。(C)Getty Images

 いよいよ現地時間4月1日に迫ったメジャーリーグ開幕。再び162試合に戻ったシーズンを勝ち抜くのはどこなのか? そして、今季注目すべき選手は誰か? MLB実況歴20年を誇るフリーアナウンサーの節丸裕一氏が、今季を占う3つの質問に答えてくれた。

▼プレーオフ進出チーム
【ア・リーグ】
東地区 レイズ
中地区 ツインズ
西地区 エンジェルス
ワイルドカード ホワイトソックス、ヤンキース

【ナ・リーグ】
東地区 ブレーブス
中地区 カーディナルス
西地区 ドジャーズ
ワイルドカード  パドレス、メッツ

▼ワールドチャンピオン
パドレス

▼注目選手
大谷翔平(エンジェルス)
 
 まだまだイレギュラーな部分が多いとはいえ、レギュラーシーズンが162試合あれば、それだけでも嬉しい。ただ、コロナ禍の影響もあって、今年は上位と下位の差が例年以上に大きくなるような気がします。上位球団がハイレベルな優勝争いを展開し、下位球団のシーズン途中での主力選手の放出も盛んになるとすれば、シーズン中の補強が覇権の行方を大きく左右しそうです。

 世界一最有力候補には、見ているだけでもワクワクするような才能ある選手が揃うパドレスを推します。14年契約のフェルナンド・タティースJr.ももちろんだけど、投手陣も強烈。昨季32年ぶりに頂点に立ったドジャースとの地区優勝争いは熱くなりそう。中地区はノーラン・アレナードが加わったカーディナルスの一強でしょう。東地区はメッツも面白いと思いますが、ブレーブスが混戦を制すると予想。

 ア・リーグは東地区の3チームの争いが激しくなりそうですが、若い才能の伸びしろにも期待してレイズ。ヤンキースは主力がどこまで健康を保てるかがカギになります。中地区は前田健太の活躍でツインズがホワイトソックスを上回ると期待しています。西地区はエンジェルス。大谷翔平が投打に大活躍してMVP争い、となれば可能性は十分かと。オープン戦のようにDH制を使わない“リアル二刀流”をレギュラーシーズンでも見てみたいですね。

文●節丸裕一

【著者プロフィール】
せつまるゆういち。フリーアナウンサー。早稲田大学を卒業後、サラリーマンを経てアナウンサーに転身。現在はJ SPORTSなどでプロ野球やMLB中継を担当。フジテレビONE『プロ野球ニュース』にも出演。
 

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