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MLB

大谷翔平、オープン戦最終登板で3被弾も首脳陣に焦り無し。投手コーチは「調整はおおむね成功」

SLUGGER編集部

2021.03.30

3回、ドジャースのウィル・スミス(右)に3ランを被弾した大谷(左)。乱調だったが、指揮官もコーチもそれほど心配はしていない。(C)Getty Images

3回、ドジャースのウィル・スミス(右)に3ランを被弾した大谷(左)。乱調だったが、指揮官もコーチもそれほど心配はしていない。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間3月29日、ロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦に「2番・投手」で先発出場。開幕前の最後の登板機会となったが、この日は乱調だった。制球が定まらず、初回から3つの四球を与え、暴投で先取点を献上。2回には2本の本塁打を打たれ、3回にも被弾して計7失点で3回途中に降板した。

 この炎上は、前回の登板でできた右手中指のマメの状態が悪化したことが影響していたのは間違いない。しかし、大谷本人は「一週間あれば患部が強くなるはず。問題ない」と、来週に迫ったシーズン初先発までには復活できると強調。

  ジョー・マッドン監督も、「トレーナーは彼が元通りの状態になると確信している」と語り、予定通り4月5日のホワイトソックス戦で先発させるとしている。また、指揮官は「マメがバッティングに影響を与えることはない」として、明日30日のオープン戦最終試合にも大谷を出場させると明言した。
 
 あわせて、暫定投手コーチのマット・ワイズが、オープン戦全体での大谷の取り組みについても総括した。

「スプリング・トレーニングでの主な焦点は、投打両方の強度を上げることだった。それについて、大谷は本当に良い仕事をした」と及第点を下しており、この炎上も大きな問題点とはしていないようである。

 二刀流復活のシーズンと位置づけた今季を前に、投げては160キロ超の剛速球を連発し、打っても5本塁打と、オープン戦ではこれまで結果を残し続けてきた大谷。最終登板は苦い結果に終わったが、それほど心配することはないようだ。改めて今季の大谷の活躍に期待したい。

構成●SLUGGER編集部

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