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MLB

大谷翔平、“リアル二刀流”の翌日に代打で登場! 死球で出塁、そして快足飛ばして決勝のホームイン!

THE DIGEST編集部

2021.04.06

足の痛みを感じさせない見事なスピードを発揮し、勝ち越しのホームを踏んだ。(C)Getty Images

足の痛みを感じさせない見事なスピードを発揮し、勝ち越しのホームを踏んだ。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は現地時間4月4日、メジャー史上3人目・118年ぶりの「2番・投手」で出場。投げては最速101.1マイル(約162.7キロ)、打っては初回に先制ホームランを放つ”リアル二刀流”として躍動した。

 4回を終えて無失点。5回も四球を出しながら2死まで迫り、あと1ストライクで1050日ぶりの勝利投手となるところだったが、振り逃げの間に走者がかえり、さらに悪送球で同点。大谷は本塁のカバーに入ったのだが、ここで事件が起きた。三塁走者が生還する際に、大谷と接触。大谷は足を痛める仕草で降板してしまったのだ。

 幸い、大きな故障はないと発表され、翌日は”規定通り”に休養日となる……はずだった。実際、翌日5日のヒューストン・アストロズ戦で大谷はラインナップから外れた。しかし、ジョー・マッドン監督は試合前、「オオタニは代打で準備させる」と発言。そしてその展開が訪れた。
 
 エンジェルスは3対5で迎えた8回裏、下位打線が連打でチャンスをつなぐと、同点&勝ち越しの好機に大谷を代打で送り込んだのだ。沸き立つ場内。解説者も「ワーオ!」と驚く状況は果たして2球目、相手右腕ジョー・スミスのスライダーが大谷の足にぶつかる死球に。落胆にも似たブーイングが球場内にこだました。

 無死満塁のチャンスとなったエンジェルスは、後続がまずタイムリーを放って1点差。さらに二ゴロの間に同点とすると、昨夜に2本塁打を放ったジャレッド・ウォルシュは強い当たりの一ゴロ。普通の打者なら本塁でアウト、だっただろう。”普通”の選手なら。

 しかし大谷は、前日に足を痛めたとは思えないスピードで本塁に突入。送球よりも先に本塁に見事なスライディングを決め、勝ち越しのホームを踏んだのだった。

 さらに追加点を取ったエンジェルスは、7対6でアストロズを下して連勝。”代打・大谷”も勝利に貢献した。

構成●THE DIGEST編集部
 
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