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大谷翔平、相手バッテリーが“徹底マーク”も時速183キロの同点ヒット! エンジェルスは元阪神ドリスを攻略して勝利

THE DIGEST編集部

2021.04.09

相手バッテリーの警戒にあって苦戦を強いられた大谷だったが、やられてばかりではなかった。(C) Getty Images

相手バッテリーの警戒にあって苦戦を強いられた大谷だったが、やられてばかりではなかった。(C) Getty Images

 全米中が注目するサムライ戦士が徹底マークに遭った。

 エンジェルスの大谷翔平が、現地時間4月8日のブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。5打数1安打1打点の成績を残した。

 開幕出場6試合で打率.300、ホームラン2本、3打点、2盗塁とバッティングが好調の大谷。1アウトランナーなしで迎えた相手右腕のストップリングと対峙した第1打席は、徹底した外角攻めに遭って空振り三振に終わる。

 ゲームが打ち合いの様相を呈するなか、エンジェルスが3-3と追いついた2回表、2死2塁の好機で第2打席を迎える。第1打席と同様に外角へと投じられた初球を捉えるも、痛烈な打球は相手一塁手ゲレーロJr.の好守に阻まれてヒットとはならかった。

 徐々に両先発が調子を取り戻していった試合。その5回表に1死ランナーなしで第3打席に立った大谷は、積極的にストライクを奪いにくるストップリングにファウルで粘るも、再び外角へのチェンジアップを振らされてしまい、三振を喫する。
 
 大谷が三振で倒れた直後、打席に立ったトラウトが3試合連続ホームランを放って、4-3と勝ち越しに成功したたエンジェルス。だが6回裏にキャニングがビジオに同点弾を浴びると、さらにここで登板したスレッガーズもゲレーロJr.にタイムリーヒットを打たれて再びリードを許す。

 上位打線の奮起が期待されるなかで、7回表、2死ランナー3塁の絶好機で第4打席を迎えた大谷は、ついに執拗な外角攻めを攻略する。相手リリーフのロマーノが投じた3球目を見事に捉え、時速113マイル(約183キロ)の火が出るような痛烈なライナーの打球をライトに放って同点のタイムリーヒットとした。

 5-5と激しい攻防が続いた一戦。大谷は9回表に第5打席に立つも相手バッテリーは慎重な攻めに終始する。結局、四球を選んで出塁したが、後続打者のトラウトがセンターフライに打ち取られて得点には繋がらない。

 10回、コロナ禍の特別ルールによってノーアウト2塁から始まる延長戦に突入。エンジェルスが表でまずのそのチャンスをフイにすると、裏のブルージェイズも打ち気にはやった打線が繋がらず、サヨナラの好機を逸してしまう。

 それでも勝ち越したのは開幕6戦4勝と勢いに乗るエンジェルスだった。11回表、2死2、3塁から元阪神のドリスからフレッチャーが2点タイムリーヒットを放って勝ち越しに成功。なお、直後の大谷はファーストゴロに打ち取られている。

 その裏、クローザーのイグレシアスを投入したエンジェルスは、ブルージェイズの反撃を0点に抑え、7-5で激闘を制した。

構成●THE DIGEST編集部
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