現地時間４月23日、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が、敵地で開催されたロサンゼルス・ドジャース戦に先発。前回登板で投げ負けていた敵エース、クレイトン・カーショウとの再びの投げ合いとなったが、見事にリベンジに成功し、今季２勝目を飾った。

【PHOTO】ダルビッシュ、大谷、マエケン！メジャーリーグで活躍する日本人選手を一挙紹介！

　この日は７回96球を投げ、被安打４、１失点、９奪三振の内容も、５四死球とやや制球に苦しんだダルビッシュ。とりわけ初回は、先頭のムーキー・ベッツにいきなり左翼線二塁打を浴びると、その後一死一三塁のピンチを招く。そして４番のマックス・マンシーに右前のタイムリーを放たれ、先制点を許す苦しい立ち上がりとなった。

　それだけに試合後は「フォームがちょっと崩れてて、制球もあまり良くなかったですけど、とにかく集中して粘ることを意識しました」と語った。
  　２回にウィル・マイヤーズのソロホームラン、さらに３回と５回にはフェルナンド・タティースJr.の２打席連続ホームランと、味方打線の援護を受けたダルビッシュは、「いいところで皆がホームランを打ってくれて、リードをくれてたので凄く楽になりました」と勝因を振り返った。

　仲間の援護に助けられ、その後は出塁を許すも０をスコアボードに並べ、迎えた７回。二死一二塁の場面で打席に入ったベッツが初球を強烈な当たりで捉えた。この打球に三塁手のマニー・マチャドがダイビングキャッチの好捕。ダルビッシュは「凄く大きなプレーだった。いっぱい良い選手、今までいましたけど、（ベルトレエイドリアン・）ベルトレとか。マニーも勿論いい選手のひとり」と仲間の健闘ぶりを称えた。

構成●THE DIGEST編集部