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MLB

「酷すぎる敗北だ!」3被弾で5失点とまた“炎上”の前田健太に地元紙が辛辣批判!「責任は投手陣にあると…」

THE DIGEST編集部

2021.04.28

インディアンス打線に捕まり、思わず天を仰ぐ前田。満足のいく出来でなかったのはその表情からも窺える。(C)Getty Images

インディアンス打線に捕まり、思わず天を仰ぐ前田。満足のいく出来でなかったのはその表情からも窺える。(C)Getty Images

 2戦連続の“炎上”に不安の声が上がっている。ミネソタ・ツインズの前田健太だ。

 現地時間4月27日、敵地で行なわれたクリーブランド・インディアンス戦に前田は今季5度目の先発登板。5回2/3を投げて3本塁打を含む8安打5失点で2敗目を喫し、防御率も6.56に上昇した。

 2点のリードをもらった初回から前田は乱れた。2死からホセ・ラミレスにライトへの痛烈なソロホームランを浴びると、続く2回には先頭の“ラ・モレ(野獣)”ことフランミル・レイエスに特大のソロホームランを打たれ、あっという間に同点とされてしまう。

 さらに33歳の右腕は、3回2死二塁からラミレスにレフトへのタイムリーツーベースを許して勝ち越されると、味方打線が同点に追いついた6回2死にはふたたびレイエスにレフトへの特大アーチを食らう。直後のジョシュ・ネイラーにツーべースを打たれたところで降板となった。

【動画】インディアンスの野獣が前田健太から放った特大のホームランシーンはこちら
 前回登板のオークランド・アスレチックス戦では自己ワーストの3回を投げて8安打7失点、3被本塁打を喫していた前田。それだけに今回は内容と結果の両方が求められたが、力でねじ伏せられる格好となった。

 今季の開幕投手も務めたエースの不調に、現地メディアから批判的な声が聞こえてくる。地元紙『Star Tribune』は、「ツインズの投手陣は悪化の一途を辿っている。彼らは常に誰かを傷つける」という辛辣な表現とともに、3本ものホームランを被弾した前田の投球内容を次のように論じた。

「酷すぎる敗北だ。初回に先制しながら誰もが心を痛める必要はなかったはずなのに、終わってみれば、15試合で13敗目である。その責任は投手陣にあると言わざるを得ない。先発のケンタ・マエダは、3ホームランを含む6つの長打を浴びて仕事を果たせずに降板し、ブルペン陣もどういうわけか事態を悪化させた。とくにマエダはラミレスとレイエスに特大の一発を浴びるなど、クリーブランドの打線に歯が立たなかった」

 現有戦力の底上げで地区優勝を目指したツインズ。前田はチーム構想の軸だったが、ここまでは期待に応えられているとは言い難い。次回登板以降での巻き返しが求められる。

構成●THE DIGEST編集部
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