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MLB

菊池雄星が7回7奪三振、無失点で初白星!“年俸18億”は「掘り出し物のようだ」と地元メディアが評価

THE DIGEST編集部

2021.04.30

今オフに契約更新が待っている菊池が、無失点の好投で初白星を飾った。(C)Getty Images

今オフに契約更新が待っている菊池が、無失点の好投で初白星を飾った。(C)Getty Images

 現地時間4月29日(日本時間30日)シアトル・マリナーズの菊池雄星が、敵地で開催されたヒューストン・アストロズ戦で今季5回目の先発マウンドに上がり、7回を被安打1、無失点、7奪三振の快投で、ようやく初白星を飾った。

 菊池は最速96.4マイル(約155.1キロ)の速球を軸に、カットボール、スライダー、チェンジアップを投げ分け、リーグ屈指のアストロズ打線を封じた。際どい判定の末、フォアボールで出塁させるも、後続をピシャリと仕留めスコアボードに0を並べるピッチング。6回は三者連続三振。7回にこの日初となる二塁打を許すも落ち着いて後続を打ち取った。

 この菊池の活躍ぶりに現地メディア『Lookout Landing』では「今年の結果は2021年末に迫っている契約から切り離すことは不可能。あと4年間追加で年俸1650万ドルの契約をするかどうか」と今季オフの契約更新を話題に挙げた。

 球団は今オフに、2025年までの4年間を年俸1650万ドル(約18億円)のオプション延長を選択できる。球団がこの権利を行使しなかった場合、菊地が得られるのは年俸1300万ドル(約14億円)の選手オプションだ。

 同メディアでは「キクチは時々、立ち上がりや全体を滅茶苦茶にしてしまうことがあるけど、今日見た限りでは、その価格だと掘り出し物のようだ」と評価。
 
 この試合「何度も球審から信じられない判定を受けたにもかかわらず、ゴロと三振の山を築けた」と安定した投球を称賛し、続けて「今日の結果でキクチのゴロ率は49.4%に上がった。ゴロは、ライナーやフライに比べるとダメージが低く非常に好ましい」と論じている。

 3回に仲間のテイラー・トランメルがソロホームランを放ち、試合は1対0で勝利。大切なシーズンを送る菊池にとって、これから球団の評価をどれだけ上げることが出来るか。一戦一戦の投球内容とともに、今後球団や現地メディアの評価に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部 

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