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MLB

「他球団が獲得する可能性は低い」“戦力外”となった筒香嘉智の先行きに米メディアが辛辣な見解!「あまりに高すぎる」

THE DIGEST編集部

2021.05.12

事実上の戦力外でメジャーのロースターから外れた筒香。はたして新たな買い手は……。(C)Getty Images

事実上の戦力外でメジャーのロースターから外れた筒香。はたして新たな買い手は……。(C)Getty Images

 メジャーの厳しさを物語る宣告だ。

 現地時間5月11日、タンパベイ・レイズは、筒香嘉智をメジャー出場の前提となるロースター40人枠から外した。事実上の戦力外通告である。

 2019年オフにポスティングで横浜DeNAベイスターズからレイズへ移籍。2年目の今季は26試合に出場し、打率.167、0本塁打、5打点と不振に陥っていた。

 首脳陣にとっても苦渋の決断だった。ケビン・キャッシュ監督は、「全力を尽くしてくれたヨシが、がっかりする姿は見たくなかった。とてもタフな決断だった」と思いやりながらも、「我々の戦力を最大限に活かすために、戦力を入れ替える必要があった」と語っている。さらにレイズのエリック・ニアンダーGMは「我々が望んでいるのは3Aでのやり直しだ」と明言。今後はウエーバーにかけられ、獲得を申し出る球団がなければ自由契約となる。

 侍ジャパンの主砲でもある29歳には、現地メディアからも辛辣な評価が目立つ。米放送局『CBS Sports』は、「レイズにとって相対的に高価なフリーエージェント契約だったツツゴウは一度たりとも軌道に乗らなかった」と報じている。

「レイズでの272打席で8本塁打を放ち、打率はわずかに.187、出塁率も.292。長打率に至っては.336だった。さらに一塁、三塁、左翼と3つの守備位置でプレーしたが、彼の守備はマイナスと見なされていた。守備や走塁などの二次的な価値がなく、打席での不振が続いたことで、彼をロースターに入れる正当性を見つけるのが難しくなっていた」

【動画】剛腕コールから放った痛快打! 賛辞が相次いだ筒香のタイムリーヒットはこちら
 ロースター除外もやむなしと結論づけた同メディアは、「複数の関係者の情報」として、筒香の今後に厳しい見解を示した。

「このオフにレイズが行なったいくつかのトレード交渉の中には、ツツゴウの名前も放出候補として浮上していたが、結局チームが望む取引は見いだせなかった。今後はウエーバー対象となるが、他チームが彼を獲得して、残りの契約を引き受ける可能性は限りなく低い」

 MLBの移籍情報に詳しい『Trade Rumors』も、「546万ドル(約5億9300万円)の給料を引き受けるチームなど簡単には見つからない」と断じる。

「シーズン中の短時間で、ツツゴウのような取引をまとめるのは難しく、彼はウエーバーにかけられて自由契約となるか、単純に放出される可能性が高そうだ。球団は3Aで時間を与えたいようだが、彼はあまりに高すぎる」

 一部では日本球界復帰の噂も囁かれる。在籍2年で結果を残せなかった筒香が、メジャーで生きる道は残されているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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