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「球速は抜群だった」今季初黒星も大谷翔平の投球を現地メディアが称賛! 一方、登板4試合で「5点」のエンジェルス打線には…

THE DIGEST編集部

2021.05.29

わずか3失点に抑えたものの、今季初の黒星を喫した大谷。(C)Getty Images

わずか3失点に抑えたものの、今季初の黒星を喫した大谷。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、現地時間5月28日、敵地で開催されたオークランド・アスレティックス戦に今季7度目の先発登板。6回まで被安打2、5奪三振で1失点に抑える好投も、7回に勝ち越しを許して無念の降板。今季初黒星を喫した。

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 前回19日のクリーブランド・インディアンス戦では、4シームの平均球速が91.3マイル(約146.9キロ)、最速95.3マイル(約153.3キロ)と走らず、不安視されていた。ところがこの日は平均球速を94マイル(約151.2キロ)まで回復させ、最速97.9マイル(約157.5キロ)を記録と、懸念を一気に払拭してみせた。

 一方で、大谷が“一触即発”のハプニングを招く場面もあった。3回、マーク・カナへ投じた4シームがすっぽ抜け、ボールはカナの顔面付近へ。カナはなんとかボールを避けたが、直後に激昂。止めに入った捕手のカート・スズキと口論となり、最終的に両軍ベンチから選手たちが飛び出してくる事態となった。それでも大谷は冷静な対応を見せて、結果的に事なきを得ている。

 アスレティックス戦ではいわゆる“リアル二刀流”は封印し、投手に専念した大谷。打撃陣は7回にデビッド・フレッチャーの左前適時打で1点を挙げただけで援護をもらえず、チームも1-3の敗北を喫した。
 
 好投を続ける大谷だが、今季は7登板しながらもいまだ1勝止まり。地元紙『L.A.Times』のエンジェルス番のジャック・ハリス記者は、「ショウヘイ・オオタニの球速は抜群だった。直球の平均球速は94マイルだ」と評価する一方で、「エンジェルスの攻撃が散々だったね。この21イニングで1点しか取っていないのだから」と苦言を呈した。

 また『AP通信』のグレッグ・ビーチャム記者は、5月の4回の登板を振り返り、「オオタニは合計で6失点しか許してない。グッドだ」と称賛。かたや大谷が登板した4試合に着目し、「バッターたちは合計5点しか挙げていないんだ。こちらはノーグッド」と評している。

 7試合に先発し、防御率2.72、50奪三振、被安打19と安定した成績を誇るも、1勝1敗に甘んじている大谷。エンジェルス打線の奮起に期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部 

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