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「あのスイングは素晴らしい…」ケン・グリフィーJr.とも比較された大谷翔平の美しき打撃に米識者も唸る!

THE DIGEST編集部

2021.06.11

相手の厳しい攻めにも動じない大谷の打撃は、往年のレジェンドであるグリフィーJr.とも比較されるようになっている。(C)Getty Images

相手の厳しい攻めにも動じない大谷の打撃は、往年のレジェンドであるグリフィーJr.とも比較されるようになっている。(C)Getty Images

 好球必打。まさにそんな打撃だった。

 現地時間6月9日に行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「2番・DH」で先発出場。3打数1安打1四球と目に見える結果を残した。
【動画】大谷に似ている!? ケン・グリフィーJr.の通算600号アーチはこちら

 前日に第17号の特大アーチを放っていた大谷が、その好調ぶりを発揮したのは、3回2死1塁で迎えた第2打席だった。相手先発右腕ブラッド・ケラーが真ん中低めに投じた88マイル(約141キロ)のスライダーを鮮やかにレフトに流し打ったのだ。

 主砲のマイク・トラウトが右ふくらはぎ痛で負傷者リスト入りした5月18日以降、19試合で17四球(2敬遠を含む)と厳しいマークにあっている大谷。それでも指揮官のジョー・マッドンが、「打つべき球を打ち、見逃すべき球をきちんと見逃している。素晴らしいと思うね」と褒めちぎったように、26歳の日本人が見せるバッティングスキルには賛辞が相次いでいる。
 
 米メディア『The Athletic』のブレント・マグワイア記者は、ロイヤルズバッテリーの攻めをわずか1球で仕留めた華麗な流し打ちに関して、「間違いなく今のショウヘイはゾーンに入っている。あのスイングは素晴らしい」と絶賛。さらにMLBの公式番組『MLB TONIGHT』などでコメンテーターを務めるアドナン・ヴィリク氏は、予想される大谷の最終スタッツを示しつつ賛辞を送った。

「今シーズンのショウヘイ・オオタニは、45ホームラン、117打点、24盗塁、防御率2.76、159奪三振というペースで働いている。まさに規格外だ」

 米専門メディア『FAN SIDED』からは、「ケン・グリフィーJr.以来、こんなスムーズなスイングをした人はいただろうか?」と称賛された美しいスイングでハイアベレージを保ち続けている。そんな大谷だけに今後も他球団からの徹底マークは避けられないだろう。だが、百戦錬磨の名将マッドンが「私はショウヘイの打席での対応は大好きだ」と太鼓判を押す打棒には、注目せずにはいられない。

構成●THE DIGEST編集部
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