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MLB

「オオタニが球宴を支配した」大谷翔平の“歴史的二刀流”出場を米放送局が大絶賛!「失望させなかった」

THE DIGEST編集部

2021.07.14

球宴では終始、笑顔を見せながらプレーした大谷。その楽しげな表情からは余裕も感じられた。(C)Getty Images

球宴では終始、笑顔を見せながらプレーした大谷。その楽しげな表情からは余裕も感じられた。(C)Getty Images

 現地時間7月12日のホームラン・ダービーと翌13日のオールスター本番で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平はふたたび小さくない存在感を示した。
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 メジャー4年目にして初のオールスター、しかも史上初の投打での選出とあって、注目度はかつてないほど高まっていた。米放送局の中継では逐一「オオタニ」の名前が呼ばれ、日本で地上波で生中継されたのも、その証左と言えるだろう。

 27歳のスラッガーは、そうしたとてつもない期待に見事に応える。

 12日のホームラン・ダービーでは、2度の延長の末に敗れたものの、フアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)と両者合計59本もかっ飛ばす激闘を演じた。そして野茂英雄以来となる先発マウンドに立ったオールスターでは、観客を唸らせる100.2マイル(約161.3キロ)を投じる快投を披露。日本人史上初となる先発での勝利投手という特典もついた。

 イチロー以来の日本人スタメン、MLB投手で史上初となる本塁打競争への出場、さらには史上初となる投打での先発など、オールスターの歴史に新たな記録を刻んだ。たった2日間で「“野球の神”ベーブ・ルースよりも上だ」と評される所以を、大谷は存分に見せつけたのである。

 その圧倒的なポテンシャルを目の当たりにした米メディアからは、賛辞や驚嘆の声がやまない。国内最大級のネットワークを誇るスポーツ専門放送局『ESPN』は、「このオールスターはオオタニが支配したと言っていい」と指摘。そのうえで「まさに前例のない記録を残した、前半戦を物語るような日々だった」と称え、次のように続けた。
 
「彼の行くところのすべてにカメラが付いて回った。チームメイトたちは彼のプレーを固唾を呑んで見守り、記者たちは彼の言葉を聞くために群がった。そうした周囲の期待を受けても、オオタニは失望させなかった」

 加えて、「オールスターまでに33本塁打と12盗塁をしたのは彼だけで、これはもう途方もない成果だ」と絶賛した同メディアは、こうも記している。

「オオタニが残しているあらゆるマイルストーンは、もはやベーブ・ルースすら超えようとしている。バンビーノ(ルースの愛称)であっても、オオタニのレベルの二刀流に及んでいたかは定かでない。オオタニの卓越したタレント力は言葉では言い表せない」

 言葉では言い表せない──。前半戦の大谷のハイパフォーマンスを形容する際に、米メディアがこぞって使った文句である。シーズン後半戦でもきっと、同じフレーズを幾度となく目の当たりにするだろう。そう感じさせるに十分な、オールスターでの活躍だった。

構成●THE DIGEST編集部
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