“二刀流”として旋風を巻き起こす大谷翔平（エンジェルス）を、今やメジャーリーガーらも認めている。

　前半戦、試合に出れば走攻守のいずれかで、必ずと言ってもいいほど話題をつくった27歳。投手としては13試合（67イニング）を投げ、４勝１敗、防御率3.49、87奪三振。打者としては81試合に出場し、両リーグトップの33本のアーチに加え、長打率.698でも首位に立つ。

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　その人間離れしたパフォーマンスは、ファンだけでなく同リーグでプレーする選手も感じ入っているようだ。米紙『Washington Post』は、ヤンキースの絶対的エース右腕ゲリット・コールのコメントを掲載した。

　今季９勝と好調のコールは、「オオタニはフィールド上で、最もパワーがあり、速い球を投げるし、足が速い。一人の選手がこれら全てやってのけるのは、ゲームにもいい影響を与えるし、二刀流を見るのは刺激的だよ」と絶賛する。
  　これまでも「ショウヘイのことを本当に尊敬する」「とんでもない才能の持ち主だ」などと大谷に一目置いてきたコール。昨年に９年総額３億ドル（約330億円）のビッグディールを締結した30歳右腕は、選手ならではの目線で以下のようにも語っている。

「私たちは投手や野手のみでしかやらないけど、本当は皆、投げたり打ったりやりたいと思ってる。単純にオオタニは夢を叶えているんだ」

“投手”や“打者”のどちらか一方の活躍でも凄いが、背番号17は並みいる選手の一歩上をいく。後半戦もさらなる飛躍を期待せずにはいられない。

構成●THE DIGEST編集部 

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