専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

クラッチぶりを披露! 大谷翔平、オールスター明け初戦の土壇場で2点タイムリー! エンジェルスは猛攻及ばずに惜敗

THE DIGEST編集部

2021.07.17

相手先発バッテリーの内と外を投げ分けた攻めに手を焼いた大谷。それでも土壇場で見せた。(C)Getty Images

相手先発バッテリーの内と外を投げ分けた攻めに手を焼いた大谷。それでも土壇場で見せた。(C)Getty Images

 現地時間7月13日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場。世界を賑わせたオールスター明けの初戦は5打数1安打2打点と結果を残した。
【動画】タティースJr.、マンシー、アレナードを翻弄! オールスターで大谷翔平が投じた衝撃の100マイルシーンはこちら

 後半戦に向けて弾みを付けるためにも重要な“初陣”は、やはりバッテリーの徹底マークに苦しんだ。エンジェルスが1点を先行された初回の第1打席は、相手先発クリス・フレクセンが内角をえぐるようにして投じたカットボールを打たされてレフトフライに終わる。

 2回裏にマックス・スタッシのソロホームランで一時は同点としたエンジェルス。しかし、この日は先発のアンドリュー・ヒーニーがピリッとしない。3回表に4番カイル・シーガーに2ランを浴びるなど、マリナーズに3点を奪われてしまう。

 チームが主導権を握られた中で、3回裏1死2塁の好機で第2打席に立った大谷は、果敢に初球のチェンジアップをスイングする。しかし、打球は高く上がりすぎたため、平凡なライトフライに終わった。
 
 前半戦の課題だった投手力が尾を引いたエンジェルスは、フレクセンの前に一打が出ない。起爆剤となりたい大谷も5回裏の第3打席は外角低めのボールゾーンへのチェンジアップに手を出して空振り三振に。結局、スコアリングポジションにもランナーを置けない苦闘が続いた。

 7回に4番手のディラン・バンディが2ランを献上して、守勢を余儀なくされたエンジェルス。大谷は8回裏に第4打席に立ったものの、1死2塁で相手2番手アンソニー・ミセビッツと対峙したこの場面でも、相手バッテリーの緩急を使った攻めに差し込まれて凡退する。

 大谷凡退後にジェレッド・ウォルシュのタイムリーで反撃に転じたエンジェルスは、2対6で迎えた最終回に粘る。相手3番手ケンドール・グレイブマンを攻め立てて、1点を返し、なおも2死2、3塁の好機で大谷に回す。

 これ以上ない絶好機にスタンドからも「MVP」コールが起きる中で打席に立った背番号17は、相手の90マイル後半のストレート勝負に応えるように力強いスイングを披露。それを見て球場のボルテージが高まる。まさに力と力の勝負となったが、大谷はカウント2-2からの外角へのスライダーをコンパクトに捉えてセンター前に。これが2点タイムリーヒットとなった。

 クラッチヒッターぶりを見せつけた大谷の打棒で、逃げ切ろうとするマリナーズに食い下がったエンジェルス。さらにウォルシュも繋いで2死1、3塁にチャンスを拡大した4番のフィル・ゴセリンが打ち取られて5対6で敗戦。猛烈な追い上げを見せたものの、わずかに力及ばなかった。

構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号