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侍ジャパン

「ベースボール・クレイジーな国」日本の劇的サヨナラ勝ちに海外メディアも注目「望み通りの開幕戦だった」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.29

坂本のサヨナラ打でドミニカを撃破!日本代表は幸先良いスタートを切った。(C)Getty Images

坂本のサヨナラ打でドミニカを撃破!日本代表は幸先良いスタートを切った。(C)Getty Images

 7月28日、東京五輪の野球競技が開幕し、日本はドミニカ共和国と対戦。4−3で初戦を飾った。

 打線がC.C.メルセデスを打ち崩せないまま7回に先制を許し、8回裏には山田哲人がホームへの好返球で刺殺されるなど、最終盤まで苦しい試合展開が続いた。9回表に追加点を許し万事休したかに思われたが、その裏に一死から連打でチャンスを作り、甲斐拓也のスクイズで同点に。最後は坂本勇人がハン・マリネスの代わり端の初球を叩き、見事サヨナラ勝ちを収めた。

 劇的な幕開けには、海外メディアも反応している。

 シンガポールの放送局『CNA』は、「野球は日本で化け物級に人気のスポーツで、五輪に戻ってきた競技における良いパフォーマンスに、ファンは大きな期待を持っている」と紹介し、日本の喜びを伝えている。

「日本がドミニカに辛勝。最終回にスリリングな復活を演じた後、ホスト国はハイタッチに満ちていた」
 
 また米メディア『USA TODAY』は「日本が9回に持ち直した」と報じ、こちらも日本の野球人気の高さに触れている。

「この五輪開催国は、野球競技で初となる金メダルを追いかけており、ベースボール・クレイジーなこの国にとって、野球のメダルよりも大きな意味を持つものはほとんどない。期待は大きい」

 同記事は敗戦一歩手前からの大逆転勝利を「日本が望んでいた通りの開幕戦だった」と振り返っている。

 戦力自体は今大会ナンバーワンとの呼び声高い日本にとって「望んでいた通り」とは言えないかもしれないが、苦しい状況から勝利に持ち込んだことは、今後に向けてポジティブな要素だろう。サヨナラ勝ちの勢いを、次の強豪メキシコとの対戦に生かしたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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