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力と速さの融合!大谷翔平が達成した史上5人目の偉業に脚光。現地メディアも「エリート」と称賛

THE DIGEST編集部

2021.07.31

メジャー本塁打王をひた走る大谷。しかし彼はパワーだけでなくスピードも武器だ。それを示す

メジャー本塁打王をひた走る大谷。しかし彼はパワーだけでなくスピードも武器だ。それを示す"大記録"が改めてフォーカスされた。(C)Getty Images

 一時の停滞を経て、再び猛打を発揮し始めた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。

 オールスター後最初の6試合は27打席4安打1本塁打、14三振と快音は鳴りを潜めていたが、完全休養日を挟んでからは5試合連続ヒットを含む3本のアーチ。現地時間7月29日のゲームは無安打に終わるも、3四球と勝負を避けられるなど、威圧感を取り戻した印象だ。

 ここまでメジャーダントツ1位の37本塁打を放っている大谷。その一挙手一投足は現地メディアでも注目されており、29日の試合中には、レジェンドしかなし得ていない“ある記録”が脚光を浴びていた。

【動画】力と速さの融合! 大谷、圧巻のパワーで今季37号アーチ
 エンジェルス放送局によると、「チーム98試合時点で35本塁打+75打点+60長打+10盗塁」を達成した選手は、今シーズンの大谷を含めて過去に5人しかいないという。最初に記録したのは元祖二刀流の“野球の神様”ベーブ・ルース(1920・21年)、“ミスターオクトーバー”こと通算563本塁打のレジー・ジャクソン(1969年)、球界最高のスター外野手ケン・グリフィーJr.(1994・98年)、MVP1回&首位打者2回のクリスチャン・イェリッチ(2019年)だ。

「ルースが走れたとは知らなかったよ(笑)」と実況が口にしたように、太っちょなルースがこの記録を達成しているのは驚きだが、1920年は史上初めて50本塁打を超える54本を放って14盗塁、翌21年は59発&17盗塁をマーク。このルースを含めて、偉業達成者はいずれも40本塁打の大台をクリアしており、大谷も近日中には大台に乗ると思われる。

 パワーとスピードが融合した選手のみが達成できる快挙とあって、放送では「エリート!」と大谷へ賛辞が送られていた。大谷は自身の出場は96試合、チームは102試合を消化しており、ここまでの成績は打率.279、37本塁打、81打点、15盗塁。加えて5勝、防御率3.04、100奪三振。“エリート中のエリート”たる天才は、果たしてどこまで数字を伸ばすのか楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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