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大谷翔平にトレード可能性はあったのか? エンジェルスGMの回答は「実現する可能性が1%でもあるのなら熟考する」

THE DIGEST編集部

2021.08.01

鮮烈な活躍が続いている大谷。その存在は、トレードのデッドラインデーでも話題となった。(C)Getty Images

鮮烈な活躍が続いている大谷。その存在は、トレードのデッドラインデーでも話題となった。(C)Getty Images

 現地時間7月30日にメジャーリーグは、夏の風物詩とも言われるトレード・デッドラインを迎えた。

 今夏も市場は様々なドラマに満ち溢れた。マックス・シャーザーとトレイ・ターナー(いずれもナショナルズ→ドジャース)、ハビア・バエズ(カブス→メッツ)、クリス・ブライアント(カブス→ジャイアンツ)などのビッグネームが動き、ファンやメディアが各チームの動向を追い続けた。
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 トレードの話題が活況を呈したこの日、大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンジェルスも小さくない動きを見せた。先発ローテーションの軸を担っていた左腕のアンドリュー・ヒーニーを売却したのだ。

 いわゆる売り手に回ったエンジェルス。この市場での動きに関して、今季から就任したペリー・ミナシアンGMは、地元放送局『Bally Sports West』の試合中に「簡単ではなかった」と回答。そのうえで、中継アナウンサーから「まさか他球団から『打って投げられる選手のトレードはできるか?』なんて質問はなかったですよね?」と切り込まれると、返す刀で言い放った。

「トレード期限の一環として、誰もが電話をしてくるが、自分にとって特定のトレードは他の案件よりも難しいと思っている。いま、あなたが誰の話をしているのかを理解しているが、私は全てに対してオープンな姿勢でいるんだ。実現する可能性が1%でもあるのならば、独創性が全てだと思っている身としては、他球団のアイデアを熟考する」
 
 この「打って投げられる選手」とは、他でもない大谷を指す。周知の通り、開幕から二刀流で異彩を放ち続ける27歳はチーム状況を鑑みれば、“非売品”と言っても過言ではない。だが、あくまで経営者であるミナシアンGMにとっては、将来的に売却に打って出る可能性はゼロではないのかもしれない。

 ちなみに、この中継のやり取りをエンジェルスを追う番記者はクレバーに見ていた。米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者はミナシアンGMの発言に対し、自身のツイッターで持論を記している。

「オオタニを獲得できるだけのトレード要員の組み合わせを持ち合わせているチームは存在するのか? それはグッドクエスチョンだが、自分としてはノーだ」

構成●THE DIGEST編集部
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