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「オオタニには車輪がついている!」大谷翔平、20打席ぶりの安打は何とスリーベース!

THE DIGEST編集部

2021.08.11

打球がライト線へ抜けたかと思えば、大谷はあっという間に三塁へ。見事なスピードを見せた。(C)Getty Images

打球がライト線へ抜けたかと思えば、大谷はあっという間に三塁へ。見事なスピードを見せた。(C)Getty Images

 現地時間8月10日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたトロント・ブルージェイズ戦のダブルヘッダー第2試合に「1番・DH」で先発出場。第1打席に今季5本目の三塁打を放ち、4打数1安打と言う結果だった。

 初回に2点を先制された後、後半戦では初のリードオフマンとして打席に入った大谷。カウント1-1からチェンジアップを捉え、打球は弾丸ライナーでライト線へ。右翼手が打球の処理にもたつく間に俊足を飛ばし、大谷は一気に三塁まで到達した。

 8月3日のレンジャーズ戦以来、実に20打席ぶりのヒットは何とスリーベースヒット。後続が抑えられて残念ながら得点にはつながらなかったが、久しぶりの安打に大谷好きで知られるベン・バーランダー記者も「オオタニには車輪がついている!」と思わず大興奮の当たりだった。
 
 第2打席も初球から振っていく従来の積極性を見せたが、この打席で打ったのは明らかな高目のボール球。これは平凡なゴロになってここは凡退した。

 5回には第3打席を迎え、ブルージェイズの3番手アダム・シンバーは初球、120キロそこそこのスライダーをド真ん中へ投じる。大谷の強烈なスウィングには球場からどよめきが上がったが、ここは空振り。2球目も同じような球でやはりバットに当たらず、最後はインローの厳しいところにスライダーを決められて見逃し三振を喫した。

 試合はダブルヘッダーで7回制だったが、4点ビハインドの最終回に2死満塁で何と大谷に4打席目が回ってくる。敬遠も不可能、一打同点の場面でブルージェイズのジョーダン・ロマノは初球99.2マイル(約159.6キロ)をズドン。これをファウルした大谷は次の2球を見て、カウントは1-2と投手有利に。最後はインハイに再び99.4マイル(約160キロ)が決まり、残念ながら空振り三振。チームも0対4で敗れた。

 2試合目に敗れはしたが、この日の大谷はスリーベースに加えて第1試合では盗塁も決め、スピードを見せつける一日となった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】久々のヒットはスリーベース!鮮やかにダイヤモンドを駆ける大谷
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