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MLB

大谷翔平38号弾もむなしく、エンジェルスは投壊で借金生活へ。大谷HR試合の勝率も「5割以下」

THE DIGEST編集部

2021.08.12

大谷の活躍が勝利に結びつかないジレンマ。(C)Getty Images

大谷の活躍が勝利に結びつかないジレンマ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスは現地時間8月11日、本拠地でトロント・ブルージェイズと対戦し、2対10で敗戦。今季成績を57勝58敗とし、再び借金生活に突入した。

 あまりに見飽きた光景がエンジェルス・スタジアムで繰り広げられた。エンジェルス先発のディラン・バンディは3回に先制アーチを浴びると、2死からジョージ・スプリンガーにも一発を食らって2点を失った。

 しかしその裏、唯一の頼みの綱・大谷翔平が1死一塁から相手先発アレク・マノーアのスライダーをうまく拾い上げ、14試合ぶりとなる同点2ランを叩き込んで同点に追いついた。大谷の38号は、ライバルのブラディミール・ゲレーロJr.に3本差をつける一発であり、一気に場内のボルテージも高まった。

【動画】大谷翔平の完璧38号ホームラン!なおエ…
 だが、その興奮もすぐに静まっていく。5回、バンディが先頭打者に二塁打を許したところでエンジェルスは投手交代。左腕のサム・セルマンに託したが、完全に誤算となった。1死を取った後に勝ち越しタイムリーを浴びると、そこから2者連続四球で満塁のピンチ。迎えるは、三冠王を狙っているゲレーロJr.だ。

 しかし、神童は8月に入って打率.195、2本塁打と絶不調。左腕にも打率.225(右は.335)と苦戦しており、簡単なポップフライで終わった。これど安堵……とはならず、続くテオスカー・ヘルナンデスが完璧なグランドスラムを放ってこの回5点目。試合の大勢は決まった。

“無駄”に投手を消費したくないエンジェルスはアーロン・スレガースがその後4イニングを投げたが3点を失い、打線も大谷の2ランのみで2対10で敗れている。

「なおエ」。俗に言う、大谷翔平は活躍しました。なおエンジェルスは負けましたの略だ。MVPレースをひた走る大谷はこの日も見事な一発を見舞った。しかし、本塁打を打った試合の勝率は、何と17勝18敗、勝率.486という有様だ。

 歴史を塗り替え続ける天才プレーヤーの一発が、空砲ばかりになるのは本当につらい限りである。果たして今後、浮上する可能性はあるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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