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本塁打王を争うゲレーロJr.との“100年に一度”の対決で三振斬り! 大谷翔平、6回2失点のQS達成で7勝目

THE DIGEST編集部

2021.08.13

投打で見せ場を作った大谷。本塁打王を争うゲレーロJr.とも痺れる勝負を繰り広げた。(C)Getty Images

投打で見せ場を作った大谷。本塁打王を争うゲレーロJr.とも痺れる勝負を繰り広げた。(C)Getty Images

 現地時間8月12日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたトロント・ブルージェイズ戦に「1番・投手」で先発登板。6回(99球)3安打2失点6奪三振の好投で今季7勝目を手にした。
【動画】ゲレーロJr.から絶妙スライダーで空振り三振! 大谷翔平の圧巻ピッチングはこちら

 前回のレンジャーズ戦から中9日で“リアル二刀流”として先発マウンドに上がった大谷。その初回からジョー・マッドン監督が「100年に一度の対決だ」と語った注目のブラディミール・ゲレーロJr.との対戦を迎える。

 テンポよく2死を奪ってからゲレーロJr.を迎え撃った大谷だったが、初球に投じた外角低めへの87.5マイル(約140.8キロ)のカッターをレフト前に痛打された。

 本塁打王を争うライバルの出塁を許したものの、後続を危なげなく打ち取った背番号17は、1回裏の第1打席では、いきなり見せ場を作る。相手エース格のホゼ・ベリオスからセンターオーバーとなる112マイル(約180キロ)の弾丸二塁打を放ったのだ。

 後が続かずに先制点を貰えなかった。それでも打席で好調さを伺わせた大谷は、投球で快調に飛ばしていく。最速90マイル後半の4シームはもちろん、スライダー、カッター、スプリッターを交える素晴らしい内容で上々な立ち上がりを見せた。

 3回までに5点の援護をもらった右腕は、3イニングを42球(被安打1)で抑える完璧な内容でブルージェイズ打線を封じる。4回には無死二塁のピンチから2点を与えたが、2度目の対戦となったゲレーロJr.から85.1マイル(約136.9キロ)のスライダーで空振り三振を奪って見せ場を作った。
 
 やや球数を要しながらも、5回を三者凡退で切り抜け、勝利投手の条件を満たした大谷。6回には1死無塁の場面で、ゲレーロJr.と3度目の対戦に挑むが、ここはフルカウントから投じた渾身の98マイル(約157.7キロ)の4シームを見切られて四球となった。

 それでも後続をシャットアウトした大谷は6回を投げ切ったところで降板。エンジェルスは不安だらけのリリーフ陣に残る3イニングを託すことになったが、6対3で大谷の“勝ち”を守った。

 なお、好投でゲームを作った大谷は、打撃では初回の弾丸二塁打以降は、2打数ノーヒット(1四球)に抑え込まれた。

 何はともあれ、ついにベーブ・ルースが1918年に達成した二桁勝利&二桁本塁打へ3勝と迫った。歴史的快挙の達成に迫る大谷の一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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