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大谷翔平は人間性も超一流! 米人気司会者が見た“三冠王”と対峙した際の「ファーストクラスの品格」とは?

THE DIGEST編集部

2021.08.22

カブレラ(右)とにこやかに対話する大谷(左)。この試合後のコメントに米記者は感銘を受けたようだ。(C)Getty Images

カブレラ(右)とにこやかに対話する大谷(左)。この試合後のコメントに米記者は感銘を受けたようだ。(C)Getty Images

 投打両面の快進撃で、世界の野球ファンを魅了し続けている。大谷翔平のパフォーマンスはもはや“人間離れ”したものであり、目の肥えたアメリカ・メディアからの賛辞も止む気配がない。

 その他のスターたちとも一線を画す二刀流で、違いを生み出しているサムライ。とりわけ打力は圧倒的で、メジャートップの40本塁打に加え、打点(88/メジャー3位タイ)とOPS(1.015)、長打率(.644)もリーグトップレベルの結果を残している。
【動画】快投8K&豪快40号アーチ! 大谷翔平の投打の大暴れシーンハイライトはこちら

 そんな日本人スターの活躍には、アメリカン・スポーツの名識者も唸るばかりだ。米放送局『NBC』の動画配信サービス「Peacock TV」の番組「Rich Eisen Show」で司会を務めるリッチ・エイゼン氏は、「我々は完全にあり得ないものを目撃している」と評した。

「メジャーの歴史において、誰も1シーズンに15登板、30本塁打を成し遂げた者などいなかった。それなのにオオタニはベーブ・ルースの記録をいとも簡単に抜き、破壊したんだ。ルースは1919年に15登板以上、29本塁打を達成しているが、これは102年間もの間、誰ひとり到達できない記録だった。今年のオオタニであれば、容易に50本は打つだろう。絶好調なら60本もあり得るよ」
 
 大谷がいかに前人未到の領域にいるかを力説した同氏は、その言動にもクローズアップ。今月18日(現地時間)、メジャー通算500号本塁打が掛かっていた三冠王打者ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)に投手として対峙した。その試合後のコメントを引き合いに出し、その人間性も褒めちぎったのである。

「あの試合で、我々はオオタニ相手にミゲル・カブレラが500本塁打が実現するかに注目していた。そんな試合後の彼は、『早く(カブレラが500号を放つところを)見たい』と話したんだ。本当に頭が下がる思いだった。彼のやることなすことすべてが超一流なんだ。彼のすべてがだ! こんな人間を他に見ることはない。

 走っても良し、守備も良し、打っても良し。そしてマイクの前でもファーストクラスの品格を持っている。私は彼が球界の顔であることに感謝したい。もちろん、唯一の顔ではないかもしれないけどね」

 フィールド内外で人びとに感動を運ぶ男。いまや球界のアイコンとも言うべき存在となった大谷から、ますます目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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