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「伝説のシーズンを迎えている!」ホームスチールを華麗に決めた大谷翔平に現地メディアが騒然「心と本塁を盗んだ」

THE DIGEST編集部

2021.09.01

無安打ながら俊足を活かし、2得点に絡む活躍をする背番号17。(C)Getty Images

無安打ながら俊足を活かし、2得点に絡む活躍をする背番号17。(C)Getty Images

 現地8月31日に行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦に、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「2番・DH」で先発出場。2打数無安打も2四球、2盗塁、2得点の活躍で、6対4でチームの勝利に貢献した。

【動画】「心とホームを盗んだ!」メジャー初のホームスチールを決める大谷!

 自慢の快速を遺憾なく見せつけた。4回の第2打席で四球で出塁した大谷は、二走のデビッド・フレッチャーとともにダブルスチールに成功。さらに3対2で迎えた5回にも見せ場を作った。

 2死二、三塁での第3打席に申告敬遠を告げられて出塁した背番号17は、続くフィル・ゴスリンが2点適時打で三塁に。そして4番ジャレッド・ウォルシュの打席、一塁走者となったゴスリンがディレード気味にスタート。相手捕手が二塁へ送球するやいなや、大谷も果敢に本塁を陥れたのである。

 自身メジャー初の本盗だった。無論、この華麗な走塁は現地メディアでも小さくない話題となっている。エンジェルスの公式Twitterは、同シーンの動画を添えて「心とホームを盗んだ」と絶賛。さらに米紙『Washington Post』で執筆するグレッグ・ビチャム記者は、キャリア381試合にして2回目のマルチ盗塁を行なった大谷を「今シーズン22盗塁でメジャー6位タイに浮上」と称え、「19試合で登板して防御率3.00も持っているんだ」と驚きをもって伝えた。
 
 また、米放送局『CBS Sports』のダニー・ヴィエッティ記者は、「オオタニは伝説のシーズンを迎えている。おそらく野球史上最大のシングルシーズンだ。信じられない」と27歳を称えると、巧妙なテクニックを見せた本盗について次のように論じた。

「ただ申し訳ないけど、一、三塁のダブルスチールは“ホームスチール”としてはみなさない。むしろ『へい!』とレジ係の気をそらしている隙にキャンディーをポケットに入れるようなものだ」

 投げて、打って、走ってと何でもやってのけるサムライ。その驚異的な身体能力は、日本のみならず、アメリカでも評価されている。

構成●THE DIGEST編集部 

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