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「45歳まで投げられるかもしれない」右肘の手術に成功した前田健太が200勝へ決意! メスを入れるまでの苦悩も吐露

THE DIGEST編集部

2021.09.05

8月21日のヤンキース戦で5回途中降板した前田は、9月1日に手術を行なった。(C)Getty Images

8月21日のヤンキース戦で5回途中降板した前田は、9月1日に手術を行なった。(C)Getty Images

 ミネソタ・ツインズの前田健太が自身のYouTubeチャンネルで、「【ご報告】トミー・ジョン手術を受けました」と題した13分の動画を公開。現地時間9月1日に右肘靭帯の手術を受けた33歳は、ファンに向けて発信した。

【動画】手術前後の心境をファンに向けて語る前田の姿

 今回、テキサス州ダラスのマイスター医師のもと、従来のトミー・ジョン手術とは異なる人工の部品である補強テープ「インターナル・ブレース」を使い靭帯を強化する新しい手術を行なった前田。右腕を器具で固定した姿で登場したものの、すでに指先を動かすなどのリハビリを開始しているという。

 そもそも肘に痛みを覚えたのは、遡ること4月末。そこからは様々な治療・ケアに取り組むも、状態に波があり、パフォーマンスも低調なものに終始。そして8月21日のニューヨーク・ヤンキース戦、5回途中で右前腕の張りを訴えて緊急降板した。

 トミー・ジョン手術を最初に提案された際は、「年齢的なこともそうですし、僕自身、手術しなくても今後も投げていけるっていう変な自信があった」と受け入れられなかったと話す。しかしセカンドオピニオンや日本の医師の診断を受ける中で、今後の野球人生のために大きな決断に踏み切ったのだ。
 
 肘にメスを入れる決意をした前田。ここから1年ほどの長いリハビリ生活が始まるが、目標は変わらず“日米通算200勝”だ。本人はすでに前を向いている。

「これから先の僕のキャリアが手術を受けなかった時よりも1年以上、2年、3年と伸びれば、この1年はすごく有意義な時間になると思いますし、決してマイナスな時間じゃないと思うので、必ずプラスにしてパワーアップして、メジャーリーグの舞台に戻れるように努力していきたい」

 最後には「新しい靭帯が入ったので45歳ぐらいまで投げられるかもしれないので、皆さんこれからもご声援よろしくお願いします」と前田らしく明るく締めた。

構成●THE DIGEST編集部

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