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MLB

大谷翔平の「勝利貢献度」は“異次元”の領域に!敵地でも「MVPコール」が止まない快進撃を示すグラフとは

THE DIGEST編集部

2021.09.09

投げても打っても良し。凄まじい活躍でチームに貢献する。そんな大谷の活躍はもはや異次元だ。(C)Getty Images

投げても打っても良し。凄まじい活躍でチームに貢献する。そんな大谷の活躍はもはや異次元だ。(C)Getty Images

 今シーズンのMLBで異次元の活躍を続ける大谷翔平(エンジェルス)。歴史的な二刀流で戦う偉才は、打っては両リーグトップの43本塁打、投げては9勝、防御率2.97の成績を残している。

【画像】投打で活躍する大谷!勝利貢献度分布図では一人だけ右上

 そんな大谷に関して興味深いデータが明らかになった。米大手データサイト『Baseball-Reference』はチームの勝利にどれだけ寄与したかという勝利貢献度を表すWPA(Win Probability Added)を基に作成した散布図を公開。そのグラフが“二刀流”の価値を高める結果を示している。

 打者としての貢献度をX軸、投手としてはY軸に評価し、各選手の数値をプロットした同グラフ。当然、球界を代表する投手はY軸の上に、スラッガーはX軸の上に位置するが、“二刀流”の大谷は、ただ一人だけ誰もいない部分に点が打たれたのだ。

 同グラフから投打でチームに貢献する選手は、大谷が唯一無二だとわかる。また、それぞれで見分けても、打撃は、ホーヘイ・ポランコ(ツインズ)、フェルナンド・タティースJr.(パドレス)に次ぐ3番目。投手としての勝利貢献度はやや下がるが、それでも上位20人には入っている。
 
 この漫画の世界に存在するような出来過ぎた“二刀流”の実力は、現地のファンの間でも知れ渡り、今や敵地の試合でも打席に立つとスタンドからは「MVP」コールが巻き起こるほどだ。現地9月7日の敵地で行なわれたサンディエゴ・パドレス戦でも代打で登場した際はパドレス・ファンからスタンディングオベーションが送られた。

 シーズンを通して一度も負傷者リストに入らずに、チームへ貢献してきた27歳。残り1か月を切ったなかで、その出色の活躍から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部 

【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
 
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