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MLB

「歴史的な日が迫っている!」大谷翔平の103年ぶりの大偉業達成に韓国メディアも期待「見逃せない存在だ」

THE DIGEST編集部

2021.09.10

117球の熱投で白星を掴んだ前回登板。そこから中6日で大谷が歴史的な偉業に挑む。(C)Getty Images

117球の熱投で白星を掴んだ前回登板。そこから中6日で大谷が歴史的な偉業に挑む。(C)Getty Images

 MLBの歴史的偉業を成し遂げるか――。現地時間9月10日に行なわれるヒューストン・アストロズ戦に先発登板予定の大谷翔平には、大きな期待が寄せられている。

 今季の大谷は、メジャートップの43本塁打を放っている打力がクローズアップされがちだが、投球成績も驚異的だ。とくにオールスター明けの後半戦の内容は秀逸で、5勝をマーク。さらに防御率は2.20で、奪三振率(9.60)と与四球率(1.20)はいずれもメジャートップクラスの値である。
【動画】渾身の100マイルピッチング! 大谷翔平がギアを上げた奪三振シーンをチェック

 疲労の影響から打撃の勢いが鳴りを潜めている一方で、投球は安定感を増している。そんな27歳に期待されるのが、「シーズン二桁本塁打・二桁勝利」。これは1918年に、ベーブ・ルースが達成して以来、MLBでは誰も記録できずにいる大偉業であり、“本家”と比較されて久しい「和製ルース」がこれを成し遂げるインパクトは、文字通り特大だ。

 現在9勝。残り1勝でルースに並ぶ。それだけに大谷のピッチングへの関心は世界規模の高まりを見せている。韓国紙『朝鮮日報』は、「11日は歴史的な日になる。オオタニが10勝目をかけてマウンドに立つからだ」と銘打った記事で、こう続けた。

「ついに歴史が作られる日が決定した。オオタニはあと1勝で10勝目を収め、大記録を達成させる。今の彼の打撃成績は下降線を辿っているが、投手としては連勝街道を疾走している。前半戦13試合で4勝1敗、防御率3.49を記録した大谷は、後半戦7試合では5勝無敗と非の打ち所がない」
 
 また、韓国のポータルサイト『OSEN』は、「彼がボールを投げて打つたびに、野球の歴史が新たに描かれる。日本球界の『天才』であるオオタニは、『偉人』に迫っている」と強調。そして、小さくない期待を寄せた。

「ルースの時代は投手のレベルがいまほど高くはなく、極端な低反発球の使用され、あらゆる点で打者有利だった。それをふまえるとオオタニの記録は大きな輝きを放つ。今の彼はジョー・マッドンが『誰もが注目しなければならない』というように、見逃してはいけない存在なのだ。我々は103年ぶりという歴史的な瞬間を週末に目にできるかもしれない」

 はたして、大谷は“野球の神様”が作った大記録を達成できるのか。彼のピッチングに世界が熱視線を向けている。

構成●THE DIGEST編集部
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