22歳の“神童”に現地が沸いている。

【動画】大谷、そして偉大な父に並ぶ一発！ゲレーロJr.の“弾丸44号アーチ”をチェック

　現地時間９月12日、トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.は、敵地で行なわれたボルチモア・オリオールズ戦に「３番・ＤＨ」で先発出場。５点リードの２回に44号ソロを放ち、ついに大谷翔平（エンジェルス）と本塁打レースの首位タイに並んだ。

　さらに、44本塁打は父のブラディミール・ゲレーロ・シニアが、2000年に記録したキャリアハイの数字でもあり、この試合によって打率.320は１位、本塁打は１位タイ、さらに打点でもトップのホゼ・アブレイユ（ホワイトソックス）と５点差。“三冠王”が現実味を帯びてきている。
  　数々の記録を打ち立てる会心のパフォーマンスには、現地でも賛辞の声が後を絶たない。『MLB Network』のジョン・モロシ記者は、今季のゲレーロJr.について「ここ半世紀で２人目のア・リーグ三冠王になる可能性がある」と始めると、「我々は“もっと”国際的に注目し始めるべきだ」と公式Twitterで声をあげた。

　さらに、『ESPN』のディック・ヴァイタル記者は、「ゲレーロJr.こそMVPにふさわしい選手だ」と断言し、「オオタニは投打ともに優れているが、投票者に考えてもらいたいのは、ゲレーロがプレーオフ進出に向けてブルージェイズを牽引していることだ」と指摘している。

　レギュラーシーズン終了まで残すところ約３週間。はたして最終的には、どのような結末が待っているのか。大谷との本塁打レース、MVP争いを含め、今後の展開から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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