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MLB

「オオタニと父親を超えた!」ゲレーロJr.が大谷翔平を抜き去る衝撃45号。22歳の神童が三冠王へ驀進中!

THE DIGEST編集部

2021.09.14

約3ヵ月ぶりにメジャー単独本塁打王となったゲレーロJr.。三冠王も完全に捉えている。(C)Getty Images

約3ヵ月ぶりにメジャー単独本塁打王となったゲレーロJr.。三冠王も完全に捉えている。(C)Getty Images

 ついに、この時が訪れた。ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)は現地時間9月13日、本拠地で行われたタンパベイ・レイズ戦の6回に、左翼スタンドへ弾丸ライナーを飛ばして今季45号をマーク。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)を抜いてメジャー単独本塁打王に躍り出た。

【動画】大谷を超えた! 神童ゲレーロJr.の衝撃45号がこれだ 

 約3ヵ月前の6月29日、大谷に本塁打王トップに立たれて以降、その姿がずっと遠のいていた。7月18日からの40試合でわずか6本しか打てず、その間にサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)が一気に追いつき、そして抜かされていった。

 しかし、8月後半から徐々に打撃を取り戻すと、9月に入って早くも6ホーマー。ペレスを、そして大谷を視界に捉え、約3ヵ月ぶりに単独トップに躍り出たのだった。
 
 この45号はただの一発ではなかった。人気記者のジョー・ポンパリーノが「ブラディミール・ゲレーロJr.が45号を放った。そしてそれは、ショウヘイ・オオタニを抜き去ってメジャー単独トップに立っただけでなく、16年のキャリアを持つ殿堂入り選手の父親のシーズン記録を超えた」とコメントしたように、22歳の若武者は“父親超え”も果たしたのだ。

 父ゲレーロ・シニアは悪球打ちと強肩強打が自慢の外野手で、2004年にMVPを受賞。オールスターに9回、シルバースラッガーを8回受賞して殿堂入りを果たしている。通算449本塁打を記録しているが、自己最多はモントリオール・エクスポズに在籍していた2000年、25歳の時に記録した44号。ゲレーロJr.はずっと若くして、すでに父親以上の年間本塁打数を積み上げたというわけである。

 打率.318はリーグ1位、45本塁打も1位、103打点は4点差のリーグ3位。ゲレーロJr.には打撃三冠王も完全に視界に入っている。父シニアも当然トリプルクラウン経験はないし、本塁打王獲得もない。さまざまな意味で“父親超え”を果たせるか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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