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「敗れた試合でも輝きを放った」大谷翔平、待望の一発に米記者感嘆!エンジェルスの球団記録更新にも一歩前進

THE DIGEST編集部

2021.09.22

大谷は10試合ぶりの一発で本塁打ランクトップに1本差と迫った。(C)Getty Images

大谷は10試合ぶりの一発で本塁打ランクトップに1本差と迫った。(C)Getty Images

 打った瞬間、スタンドが沸き立つ、鮮やかなアーチだった。

 現地時間9月21日、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦で今季45本目の本塁打を放った大谷翔平。10試合ぶりとなるスタンド越えは、ロサンゼルス・エンジェルスの球団記録更新の可能性も高める、大きな意味を持つ一発となった。

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 1、2打席は凡退、6回にライトへシングルヒットを放ったものの、この日のバッティングは高い角度での打球が生まれないまま、8回の打席を迎えていた。

 ファンの期待とともに迎えた第4打席、低めの変化球を見送った後の4球目、大谷のバットがボールを捕えた。150kmの4シームをフルスイング、放物線を描いた打球が右中間スタンドに打ち込まれた。9月11日のアストロズ戦以来となる、目の覚めるような豪快弾は、ホームランダービーでトップに1本差に迫るなど、本塁打王獲得に期待と可能性を膨らませる貴重な一発となった。
 
 試合は5-10で敗れたものの、本拠地を埋めた18000人を超えるエンジェルスファンが最後まで待ち焦がれた背番号17の本塁打は、シーズン残りの試合を照らす輝くものだったとも言える。

『Los Angeles Times』のマイク・ディジオバンナ記者は、「敗れた試合でも輝きを放った」と、大谷の45号を報じ、その中で45本という本塁打数について、マイク・トラウトと並びチームのシーズン記録歴代2位に並んだことに触れた。また、エンジェルスで2年連続40本塁打を打つなどメジャー通算320本塁打のスラッガー、トロイ・グロースが2000年に残している1シーズンの球団レコード47本まで2本に迫ったことも伝えている。

 大谷が長距離打者としての素質を眩い程に放ち続けている2021シーズン。残り11試合での球団記録更新、さらにタイトル獲得も充分なまでに視界にとらえるほどの鮮やかな今季45本目は、本人にとっても待望の一発だったといえるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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