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MLB

「『勝ちたいだけ』を強調しないでくれ!」大谷翔平に“退団意志”は無し! 捻じ曲げられた報道にマッドン監督が言及

THE DIGEST編集部

2021.09.29

大谷が放った「勝ちたい」という一言は小さくない騒動となっている。(C)Getty Images

大谷が放った「勝ちたい」という一言は小さくない騒動となっている。(C)Getty Images

 世界をざわめかせた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の移籍を巡る報道をジョー・マッドン監督が一蹴した。

 事の発端は、現地時間9月26日に行なわれたシアトル・マリナーズ戦後の会見だ。先発登板を果たしたこの試合で打線の援護なく10勝目を逃した27歳は、記者から球団に残留したい気持ちを問われると「もちろん、ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好き。ただそれ以上に勝ちたいという気持ちの方が強いですし、プレーヤーとしてはそれの方が正しい」と語った。

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 この「勝ちたい」という部分が誇張された。会見後には、「23年オフにFA(フリーエージェント)権を取得した際に移籍するのでは」という憶測がひとり歩きをする事態にまで発展。これを見かねた指揮官は、現地時間9月28日の試合前に「勝ちたいと言った事実だけを強調しないでくれ」と訴えた。
 
「私たちは皆、同じように感じていて、勝ちたいと思ってる。誰かが彼がチームを去りたがっていると誤解したなら、それは彼が言ったこととが捻じ曲げられていると思う」と背番号17の発言を巡る噂を否定。「彼はエンジェルス愛についても語っていたよね」と大谷の意を汲み、マッドン監督はこう続けた。

「私たちは皆が次のレベルに行きたいと考えていて、近い将来それを実現することは可能だと思っている。彼が退団を望んでいるという結論にもっていこうとするが、私にはそういうふうに聞こえなかった」

 今季、並みいるメジャーリーガーのなかでも投打で異彩を放っているサムライ。アメリカン・リーグのMVPが有力視される男の言動は、レギュラーシーズンが終幕に向かうなかで、より一層、注目度が増していきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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