レギュラーシーズンもいよいよ佳境を迎え、アメリカン・リーグのMVP論争は熱気を高めるばかりだ。

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　目下、候補の最有力選手として挙げられているのが、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）とブラディミール・ゲレーロJr.（トロント・ブルージェイズ）だろう。前者は投打二刀流で前例のない活躍を見せ、後者は史上最年少での三冠王を達成する可能性もあった天才スラッガーだ。

　そんななか、今回改めて大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）をMVPに推挙しているのが、米ニューヨークの老舗紙『New York Post』でコラムニスト、ジョエル・シャーマン氏。10月２日に掲載した記事の中で、「疑いの余地がない」と確信の期待感を表わしている。
  　記事内では、大谷の今季スタッツを振り返りつつ、「ア・リーグのMVPというだけでなく、スポーツ全体のMVPだ」と褒め称えた同氏。「ブラディミール・ゲレーロJr.（トロント・ブルージェイズ）も見事なシーズンだ。ただ、このようなシーズンは以前にも見たことがある」と比較対象がいないことを強調した。

　さらに、メジャーにおける現在の雰囲気を「二刀流に慣れすぎて『すごい！』と感じにくくなってしまっている」と表現すると、「130回1/3を投げ、600以上の打席に立った男がいるんだ」と改めてその働きぶりを強調。トピックの最後では「オオタニはユニコーンだから、間違いなくア・リーグのMVPだ」と締めくくっている。

　はたして2001年イチロー氏以来、日本人選手２人目のMVP受賞は叶うだろうか。今シーズン最終戦のアピールに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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