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MLB

「オオタニの力を物語っている!」大谷翔平が叩き出したリーグ最多の“バレル”にMLB公式も熱視線!「ホームラン王は逃したけど」

THE DIGEST編集部

2021.10.05

本塁打王のタイトルを逃した大谷だが、バレルではMLBトップの数字を残した。(C)Getty Images

本塁打王のタイトルを逃した大谷だが、バレルではMLBトップの数字を残した。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が今季のMLB見せたパフォーマンスは、レギュラーシーズン終了した今もなお、話題が尽きない。

 現地時間10月3日、シアトル・マリナーズとの最終戦で46本目となる一発を放ち、11試合ぶりの本塁打と強打者としての“意地”を見せつけた大谷。だが、惜しくもブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)やサルバトール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)には2本及ばず、ホームラン王のタイトルは逃した。

【動画】大谷翔平、最終戦で46号! 圧巻の先頭打者弾で有終の美

 それでもシーズンを通して、打って、投げて、走ってと、文字通り異次元の活躍を世界に見せつけたのは、紛れもない事実だ。そのなかでも、とりわけ評価されているのは、近年のメジャーリーグにおいて重要視されている「バレル」で捉えた打球数だ。大谷は長打、本塁打が生まれる確率が高いとされる初速98マイル(約157.7キロ)以上、角度26~30度で放った回数が、今季メジャー最多の78回を誇ったのだ。

 これにMLB公式サイト『MLB.com』は、「オオタニは本塁打のタイトルは逃したけど、彼のバレルタイトルは本塁打に加え、二塁打、三塁打でゲームに影響を与える能力で物語っている」と評した。
 
 ちなみに78回は2015年にスタットキャストを計測開始以来、2017年のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)に次ぐ数だ。率で見ても12.2%とハイアベレージで、今季はフェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)に次ぐ確率となっている。

 もちろん背番号17の評価は「バレル」だけではない。今シーズン「史上初」や「○年ぶり」という数多の歴史的偉業を成し遂げてきた。最終戦では2007年の松井秀喜以来となるシーズン100打点をマーク。さらに打率.257、出塁率.372、長打率.592、OPS.965、46本塁打(MLB3位)、26盗塁(ア・リーグ5位)と圧巻の成績を残した。

 あらためて傑物ぶりを証明して見せた大谷は、注目されるMVPも獲得するのか。これには世界中のファンやメディアが熱視線を送っている。

構成●THE DIGEST編集部

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