現地時間10月26日にコミッショナー特別表彰を受賞した大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）は、ワールドシリーズ初戦を目前に控えた開催地ヒューストンを来訪。MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏から記念のトロフィーを受け取った。

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　1988年から歴史的な功績を称えるためチームや個人へ贈られている同賞は、マーク・マグワイアやサミー・ソーサをはじめ、マリアーノ・リベラ、デレク・ジーターなど誰もが知る偉人たち15名が手にしてきた。日本人では2004年にシーズン最多安打記録を更新したイチロー以来２人目である

　アメリカに渡り４年目のシーズンとした27歳は、シーズンを通して“二刀流”としてフル稼働。開幕直後の４月から幾度となく「史上初」や「○年ぶり」という記録を更新し、世界中のファンやメディアを驚かせてきた。

　この栄えある賞を受賞した大谷は、「毎年ある賞でもないですし、本当に光栄なことだと思う。自分でいいのかなという思いも、もちろんありますけど、本当に嬉しく思ってます」と喜びを口にした。
  　野球史に名を刻んだサムライ戦士には日本だけでなく、現地のメディアも熱狂している。MLB公式サイトのTwitterでは華々しい活躍をした背番号17を１分の動画にまとめ、「2021年のショウヘイ・オオタニのような選手やシーズンを見たことがない」と絶賛。

　また、米放送局『NBC Sports』のD.J.ショート記者は、「ショウヘイ・オオタニはこの賞に値する。あらゆるスポーツ、あらゆるアスリートの中で最高のシーズンの1つだった」と称えている。

　シーズンとおして持ち前の才能を遺憾なく発揮した27歳は、他にもシルバースラッガー賞やMVPを受賞する可能性を残すが、はたして、どれだけの賞を獲得するのか。今後発表されるアワードにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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