日本が誇る“天才スラッガー”の去就に注目度が高まっている。

【動画】止められない、止まらない！ 鈴木誠也が放った特大アーチをチェック

　すでに様々な噂が囁かれているなかで、現地時間11月３日にシアトル・マリナーズの情報を発信している専門サイト『Lookout Landing』は、メジャー挑戦が報じられている鈴木誠也（広島）について「日本から最高のポジションプレーヤーがやってくる」と紹介。「シアトルは興味を持っているようだし、そうすべきだ」と主張した。

　各球団が熱い視線を注ぐのも無理はない。今季は打率.317と出塁率.433でセ・リーグ二冠を達成した鈴木は、38本塁打、87打点、長打率.643と軒並みハイアベレージを記録。今夏の東京五輪では侍ジャパンの４番として金メダル獲得に貢献するなど、国際舞台でも大暴れだった。
  　今季の図抜けた活躍を目の当たりにし、記事を執筆したジョン・トルピン氏は「６年連続でスター級の成績を収め、とりわけ打席は今までで最高のシーズンだった」と高評価。「比較的シンプルで素早いスイングを持ち、NPBからMLBに移ろうとしている選手のなかでも、メジャーレベルに対応できる優れた実績を築いている」と分析した。

　また、他の選手と比べて特筆すべき点として「若くて多彩な才能を持っていること」だという同記者は、「この27歳には腕力があり、外野の守備力も平均以上で、センターもこなせるだろう」と指摘。記事の最後は「セイヤ・スズキと契約すれば、外野手は劇的にグレードアップするだろう」と締めた。

　ポスティングの期限は12月５日。申請後はメジャー球団と30日間の交渉期間が与えられるが、はたしてどのような契約が結ばれるのだろうか。今オフの動向に期待は膨らむ一方だ。

構成●THE DIGEST編集部