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MLB

「僕も凄く嬉しい」投手4冠の山本由伸が“偉業達成”の大谷翔平をリスペクト。自国開催の五輪は「金メダルを獲ってしまった」

THE DIGEST編集部

2021.11.09

MVPが有力視される大谷翔平(左)の活躍を称える山本由伸(右)。(C)Getty Images

MVPが有力視される大谷翔平(左)の活躍を称える山本由伸(右)。(C)Getty Images

 現地時間11月8日、ア・リーグMVPのファイナリストに名を連ねた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。“二刀流”でシーズンを完遂した今季は46本塁打(リーグ3位)、100打点、26盗塁と怪物並みのパワーと俊足を見せつけ、投げては自己最多の9勝、防御率3.18と異次元の活躍を披露した。

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 五輪金メダルの立役者であり、今季パ・リーグ投手4冠(最優秀防御率、最多勝利、最多奪三振、最高勝率)に輝いた山本由伸(オリックス)は、そんな偉大な先輩の活躍を尊敬の眼差しで見ている。

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のインタビューに応じた右腕は、「日本の野球には日本の良さがたくさんあると思います。その中で大谷さんがあれだけの活躍をしていると僕も凄く嬉しい気持ちになります」と誇らしげに口にし、以下のように続けた。

「大谷さんがメジャーリーグで二刀流を成功、大谷さん的にはこれからだとは思いますが、打撃も投手もどちらも凄い成績が残っている。そういう選手が出てくることで大きな夢を持てる小学生や中学生が増えてくると思うので、本当に大きなことだと思います」
 
 大谷の傑出ぶりは言うまでもないが、日本の至宝の背中を追う山本も五輪で世界に力を見せつけた。ドミニカとの開幕戦で6回9奪三振、無失点の好投。銀メダル以上をかけた韓国との準決勝では5回1/3を2失点で切り抜けた。防御率1.59をマークし、金メダルを大きく手繰り寄せた彼は「優勝が決まった瞬間は凄く鮮明に覚えています」と五輪を振り返っている。

「オフィシャルのカメラを任せていただいたので、それで皆の喜んでいる姿を記録に残しました。本当に金メダルを、(変な意味ではなく、)獲ってしまったっていう感じの嬉しさが大きかったです」

 野球の神様ベーブ・ルースをも凌駕する偉才に憧れる23歳。先輩に刺激を受け、さらにレベルアップしていくことだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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