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前代未聞の“ダブル二刀流”結成!? エンジェルスが獲得間近のローレンゼンは「オオタニのルーティンを求めている」

THE DIGEST編集部

2021.11.29

MLBでは大谷(右)よりも前に二刀流でトライしていたローレンゼン(左)。その加入動向に注目が集まっている。(C)Getty Images

MLBでは大谷(右)よりも前に二刀流でトライしていたローレンゼン(左)。その加入動向に注目が集まっている。(C)Getty Images

 MLBのストーブリーグが活況を呈する中、興味深い一報が舞い込んだ。ロサンゼルス・エンジェルスが、シンシナティ・レッズからフリーエージェント(FA)となっていたマイケル・ローレンゼンと単年700万ドル(約8億円)で合意したと、アメリカ最大の移籍情報サイト『MLB Trade Rumors』など現地メディアが一斉に報じた。
【動画】圧巻の打球! フルスイングでかっ飛ばすローレンゼンの本塁打

 もっとも、現在29歳の右腕は、7年のMLBキャリア通算で22勝21敗、防御率は3.97と図抜けた成績を収めているわけではない。ましてや、マックス・シャーザーやロビー・レイ、ケビン・ゴーズマンなど実力派投手がひしめいている今年のFA市場において“目玉”と呼べる選手ではない。

 しかし、それでも「興味深い」と言えるのは、彼が大谷翔平と同じく二刀流戦士としての実績があるからだ。今季こそ打者としては1打席のみに終わったが、2018年には34打席で4本塁打、2019年にも48打席で1本塁打を放ったローレンゼンは、外野を守れるプレーヤーとして、ほとんど大谷と時を同じくして注目を集めてきた。

 27歳の日本人が一躍ブレイクを遂げたために、その影に隠れてしまった感は否めない。しかし、今オフのFAに際しては「オオタニのような二刀流をトライできる場所」を求めていたローレンゼン。それだけに先発投手の補填を求めていたエンジェルスと合意に迫っているようだ。
 
 そんな新たな二刀流戦士のエンジェルス入りは、現地でも小さくない話題となっている。米メディア『Prospect Live』のジョー・ドイル氏は自身のツイッターで、「ローレンゼンは2022年に先発投手としてだけでなく、外野手としても定期的に打席に立ちたいようだ。そして何よりもオオタニのルーティンを求めている」と分析した。

 また、エンジェルスの専門メディア『Halos Heaven』は、「もしも加入が正式に決まれば、ローレンゼンはオオタニとシンダーガードが揃うローテーションの一角を担うと同時に、代打や外野手としても活躍が期待できる」と好意的に伝えている。

 身体検査をパスさえすれば、合意に至るとされているローレンゼン。前代未聞ともいうべき大谷との“ダブル二刀流”が実現する日は近そうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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